眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

「シェラ・デ・コブレの幽霊」がブルーレイ化

海外盤ですけれどもね

国内盤も出るかな。

カナザワ映画祭で野外上映されたのは、もう8年前。上映開始は午後8時だったかな。ところが、全然始まりませんでね。やっとスクリーンに映し出されたら、映像が反転…というか天地が逆だったかな。妙な具合にフィルムが収められていて、まともに見られず、少々お待ちを…。しばらくして、また少々お待ちを…の繰り返し。当時地元テレビ局が取材に来ていて、技師の方が「どうなってんだこれは」みたいな感じで非常に焦っておられる姿がテレビでも放送されましたが(後にYoutubeで見たんですが)、とにかくなかなか上映が始まらないというトラブルで、大変疲れたことを覚えていますよ。芝生に直に座ってるんですからねえ。でも、良い思い出ですよ。トラブルはあっても、ちゃんと見られたし、凄く楽しかったです。

で、肝心の作品ですけど、古い映画(というかテレビドラマのパイロット版)ということもありますし、巷間言われるような、恐怖で吐くほどの内容ではないです。ただ、非常に丁寧に作られた作品であり、ホラーサスペンスとして至極真っ当な内容であり出来栄えと思いますね。刺激は少ないですけれど、ムード醸成など素晴らしく、もう一度観たいなと素直に思います。監督のジョセフ・ステファノは「サイコ」の脚本を書いた人ですけれども、それを知ると、雰囲気似てるな、とも。

映画祭に行った時のこと、ちゃんと書いてました。忘れてた。

2018.10.18. 追記:既に廃盤という噂が聞こえてきました。初回プレス分で終了ということでしょうか。こうしてまた、闇の中へ消えていくのか。やはり呪われた映画なのか…という気がしてまいります。

2018.10.22.追記:再発売される模様。