眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1月31日(月)

石坂浩二『金田一です。』(角川メディアハウス)を読む。リメイク版の『犬神家の一族』が公開されたときに出版された本。リメイク版はちゃんと劇場まで足を運んだが、おんなじ話をおんなじように再現されたところでどうしろというのか、というのが感想だった…

1月30日(日)

録画したままだった『海月姫』をやっとまとめて見た。ほとんど原作のまんまに進むのが潔いくらいだったが、さすがに最後はそういうわけにはいかず、シリーズ構成の花田十輝が締めの仕事のため、かなりオリジナルな要素を織り交ぜている。勿論、花田だけの考…

1月29日(土)

ユニバーサルスタジオジャパンで、ゴールドパスを更新。2回行けば元が取れるのが嬉しい。特に用事がなくても、ふらりと出かけて、並ばなくても良いアトラクションを見たり、パレードをぼーっと眺めたりしているだけで充分。今日は『バック・トゥ・ザ・フュー…

1月28日(金)

あらいあき『チュウチュウカナッコ』(青林工藝社)を読む。ちょっと水木しげるタッチの絵がずっと気になっていた。上手いのか下手なのか微妙な絵が素敵。おそらく一人でこつこつ描いていると思われる。実際には一人ではなくても、一人で描いているように思え…

1月27日(木)

昨晩の『相棒』は、シリーズ歴代1位の視聴率だったそうで、おめでたいことです。とりたてて大事件が起こる話でもないのに、昨日は皆、『相棒』を見たい気分だったんでしょうかね。裏番組に、これ、というものがなかったということなのか。太田愛の脚本は例に…

1月26日(水)

『ガンツ』の映画化。主演の二宮和也と松山ケンイチは、話題性優先のキャスティングかと思っていたのだが、『硫黄島からの手紙』と『デスノート』の主演の二人、という選択がなされたのは、製作側は本気で海外市場に打って出る事を考えていた、ということな…

1月25日(火)

池田敏春の作品もそんなに見ていない。『天使のはらわた 赤い陰画』の、冴えない人生であがく村木と名美に感情移入しまくり。傘を差し出す村木の姿に心震えた。『人魚伝説』では原子力発電所にたった一人で突撃する海女を、延々後ろから追いかけ続ける執念の…

1月24日(月)

昨日はアポロシネマ8で『アンストッパブル』。これこそ劇場の大画面で見ないと意味がない映画。小難しさの欠片もなく一直線に突き進む物語、停止させるための作戦や行動がことごとく失敗していくサスペンス。娯楽映画としては申し分のない痛快さであろう。…

1月23日(日)

昨日はまず敷島シネポップで『完全なる報復』の初日。小粒なサスペンス映画はほとんど話題にも上がらない。こうして公開されたこともちょっとした奇跡と思えるほどだ。配給は我らがブロードメディア。今年も頑張って面白い作品を公開してください。監督がF・…

1月21日(金)

映画秘宝3月号を買う。2010年度のベスト&トホホ。1位は『キック・アス』。まだ見ていない。ベストテン中、見ているのは4本。『第9地区』『十三人の刺客』『ぼくのエリ 200歳の少女』『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』。『十三人の刺客』以外の3本は、私…

1月20日(木)

昨晩の『相棒』は1シーズンに一度はあるような気がする、お屋敷もの。シーズン9はやるせない話が多くて、面白くても観終わって項垂れてしまうことが多く、辛い。これは久々に推理ゲームのような愉しさのある内容で、こういう話のときの戸田山雅司脚本はさ…

1月19日(水)

TOHOシネマズが料金の改定を発表しましたね。現在の1800円を1500円に値下げ。これだけなら良かったのだが、シニア料金は65歳からとか、レイトショーはやめるとか、値下げになるのか、実質値上げになるのかどうなんだろう。あと1300円の前売券はどうなるのか…

1月18日(火)

『女王国の城』に若干の不満を抱いたせいで、前作の『双頭の悪魔』を読みなおそうと押し入れを探す。久々に手にしてみると、意外と薄い。1000枚を超える大作のはずだが、『女王国』の分厚さがその上を行っているせいでそう思えないのか。押し入れの奥には『…

1月17日(月)

『海炭市叙景』のラストは、婆さんと猫、ではなかったか?昨日の時点でもうそこが判らなくなっていた。…怖い。雪が無くなって工事が始まっていたから、婆さんの方が時間的にも後のことになるし…。年の瀬に、家を出て行った猫を探す婆さんの姿は、途方に暮れ…

1月16日(日)

シネヌーヴォで『海炭市叙景』を見る。孤独を抱える人々の、それぞれの人生。故郷に対する愛情と憎しみが相半ばする、愛おしくもやるせない、そんな気持ちが渦巻く中で、それでも人は生きていかねばならない。雪と風の向こうに霞んで見える、海炭の町への複…

1月15日(土)

アポロシネマ8で『SPACE BATTLESHIP ヤマト』。本当についこないだ、最近、松本まりかを見ないがどうしているんだろうと思っていたところだったんだよなあ。良かった良かった、まだやってたんだ。乗組員が揃っている場面で、一番前にいてそこで台詞があるな…

1月14日(金)

有栖川有栖『女王国の城』(東京創元社)を読む。久しぶりに江神シリーズ読んだなあ。実際、前作の『双頭の悪魔』からは15年経って出版されたようで、いくらなんでも時間かかり過ぎ。読めないまま死んでる人もいると思うと、気合の入ったものはそうそう書ける…

1月13日(木)

『フレッシュマン若大将』を見る。日本映画専門チャンネルの無料放送。面接に遅刻して、社長に愚痴を言って、それでも就職出来てしまう若大将。世の中がこんなに単純だったらどんなに良いだろう、と高画質の色鮮やかな映画の世界が、本当に全くの別世界であ…

1月12日(水)

『相棒』はゲストに中原果南、河合美智子。6年前に行方不明になっていた人間が死体となって発見される。今回もやるせない話。とはいえ、殺人にまで及ぶ犯人の心理には納得が行かない。やるせない話に仕立てるために無理をしているように思えたが。脚本は、ブ…

1月11日(火)

日曜日に放送された『題名のない音楽会』を見る。ウルトラシリーズが始まって45周年。ということで、ゲストに杉浦太陽と冬木透を迎えて。矢澤定明指揮による主題歌メドレーも良かったが、やはりここは佐渡裕指揮の『交響詩ウルトラセブン』に尽きようか。セ…

1月10日(月)

『臨死!!江古田ちゃん』が日本テレビでドラマ化。江古田ちゃん役に鳥居みゆき!わはは!なるほどなるほど。江古田ちゃんというと、部屋の中では全裸で、これが何よりも強烈な魅力(?)なのだが、外から見ると割と普通の人である。鳥居みゆきが全裸になるはず…

1月9日(日)

TOHOシネマズなんばで『チェブラーシカ/くまのがっこう』。六本木となんばでのみ、ロシア語版で上映されるのでいそいそと。日本語版でも良かったのだが、そちらはカットされているというから、同じ料金払うなら完全な形で観たいと思うのは当たり前だろう。3…

1月8日(土)

マイナー過ぎて日本のメーカーがまるで相手にしない作品を連打するWHDさんが今年もやってくれそうな予感。アルゼンチンの(?)アドリアン・ガルシア・ボグリアーノと言う人の作品を今年発売する予定だとか。全然知らなかったけれど日本でも、『ザ・ヘル ネク…

1月7日(金)

『アメトーク』の特番。『運動神経悪い芸人』の中で、フルーツポンチ村上を主演にしたドラマがあった。笑いながら見ていたのだが、その恋人役、へえ高梨臨っていうのか可愛いなあ、と眺めていたのだが、次第に何処かで見たことがあるな…と思ってしばし考え、…

1月6日(木)

今日マチ子『100番めの羊』(廣済堂出版)を読む。あとがきに、あえて少女漫画の定型の世界で遊んでみた、とある。が、主人公のなおみが憧れるハヤシと、彼と関係のある典子の描写は、少女漫画の定型というには少々苦い味わいがある。少女漫画というくくりが大…

1月5日(水)

シネマトゥデイの記事にハリウッド版ゴジラの話題。『MONSTERS』の監督、ギャレス・エドワーズが抜擢、という話で、この記事ではまだ正式に契約には至っていないようだが、脚本のリライトも始める見たいに書いてあるから、ほぼ決まっているようなものなんだ…

1月4日(火)

『放浪息子』11巻。が、例によって読み始めるとまるで話を覚えておらず、しょうがないんで10巻を探してきて再読してから、という二度手間。間が開き過ぎて忘れてしまうのは絶対仕方ないと自己弁護。11巻ともなると、段々、物語る、ということから離れ出して…

1月3日(月)

『主に泣いてます』2巻を読む。YUIはちょっと卑怯なんじゃないか?というくらいの破壊力。後半登場する仁先生の妻がまた、情緒不安的で感情の高低差が激しい人で、ページをめくった瞬間の凄まじいテンションに爆笑させられること数度。やっぱり凄いな。

1月2日(日)

昨晩のテレビ朝日『芸能人格付けチェック』内の、プロの映画監督(大谷健太郎)と素人(しずるの池田一真)、監督が撮ったのはどっち?を見て。答えはA、だった。Aだろう、とは思ったものの、それはカメラワークやカットの切り返し、人物の配置などが、正攻法…

1月1日(土)

気まぐれかたまたまか、当ブログへ辿り着いてしまった皆さま。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 さて年明け一発目、恒例の『相棒』スペシャル版。毎年、大掛かりな設定の割にはこじんまりと決着がついてしまう話が多いよう…