眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

シャンハイ 感想

監督はミカエル・ハフストローム。監督はスウェーデン出身、脚本家はイラン、撮影はフランス、音楽はドイツ、出演者も、アメリカ、中国、日本、ドイツ…と国際色豊かなのには驚く。あまり評判はよろしくはないようだが、そう思って見る映画は、たいていそれほ…

セクター7

『グエムル』+『ザ・グリード』?『マトリックス』とか『エイリアン』も感じられますが。日本公開される韓国映画は、重量級の作品が多くて驚かされるけれど、こういう娯楽映画にもそれなりの予算を割いているところが凄い。しかも、アン・ソンギみたいな大…

日本公開が気になる香港映画4本

実際には中国映画という扱いになるのかもしれないが、スピリットはどれも香港電影だろう、という4作品。トニー・レオン主演、ウォン・カーウァイ監督ですってよ!『一代宗師』 トニーが演じるのはイップ・マンらしい。 同じくトニー、そしてラウ・チンワン…

復讐捜査線 感想

監督はマーティン・キャンベル。オリジナルはイギリスのテレビドラマ。近々スティングレイからDVD化される予定の『刑事ロニー・クレイブン』がそれ。ドラマ版の監督だったマーティン・キャンベルが再び登板してのリメイク。話題となるのは久々のメル・ギ…

この愛のために撃て 感想

監督はフレッド・カヴァイエ。2010年のフランス映画。前作の『すべて彼女のために』は未見で、そのリメイクが9月に日本でも公開される。そっちはポール・ハギスが監督でラッセル・クロウ主演。しかし『この愛のために撃て』を見てみると、ハギスに撮らせず…

まほう少女トメ(1)/作・武内優樹 画・おおひなたごう(エンターブレイン)

作・武内優樹とあっても、こちらからすればとりあえず、おおひなたごうの新刊である。月刊コミックビームでの連載を知らない者からすれば、当然いつものギャグ漫画を期待して読み始めるだろう。が、それが『鬼女の復讐』の冒頭ですぐに大きな間違いであると…

タイのテレビCM 『silence of love』

Thai Life InsuranceのテレビCM。 この保険会社のCMは、他のどれも強烈に涙を誘うものばかり。ここまで来ると凶悪と言ってもいいかもしれない。しかしこれらのCMを見て思うのは、日本とタイの国民性の違い、死生観の違いだろう。病気で、事故で、色ん…

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形 感想

監督は山本迪夫。1970年夏興行用の低予算作品。同時上映の『悪魔が呼んでいる』も実はスタッフは同じ。本来1本分の予算を二等分して2本製作したという。『悪魔−』は一度もソフト化されたことがないようで、私は未見。酒井和歌子主演でこれもなかなか面白そ…

イブとラブ/かるま龍狼(竹書房)

新刊としては『よなよな』以来か?竹書房だと『はだかな』以来になるのか。ギャグ度は『はだかな』の方が高くて、あっちは普通にバカバカしくて笑えたのだが、今回はそれほど笑いの要素は強くない。といっても、ほのぼのと愉しめる内容になっているのは結構…

怪談新耳袋 『姿見』

確か劇場版の中の一編で、タイで公開されたときには映画館が絶叫に包まれたという噂。本当に心臓に悪い作品なので鑑賞の際には注意していただきたい。 以下ネタばれ 振り返るとそこに殺人鬼が!というのはホラー演出としては常套だと思うのだが、この短編が…

冒険活劇/上海エクスプレス

ディック・ウェイとユン・ピョウの対決には猛烈に燃えた。かっこいい、というか、ここまで来ると美しい、とさえ思える。香港映画の体技の凄さは勿論のこと、どれだけスピーディーに見えるかを考え抜かれた編集の妙によって、さらに映画は高みへと登る。とに…

月館の殺人(佐々木倫子・綾辻行人/小学館)

2005年刊行。6年前の作品になる。一見能天気なコメディの中に「謎と論理的解決」という展開を忍ばせる佐々木と、新本格の雄である綾辻の組み合わせ。双方を知る人にとっては「一体どんな漫画になるのか」と強い期待を持たせるに充分な企画。期待していながら…

恐竜・怪鳥の伝説

東映がYOUTUBEに東映特撮チャンネルを開設。無料で、公式に映画を愉しめる時代がやってくるとは!それもまさか東映が、邦画メジャーの先陣を切ることになろうとは!一体誰が想像出来ただろう。ということでやはり大好きなこの映画を。他にも『怪竜大決戦』と…