眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「ワルタハンガ〜夜刀神島蛇神伝〜」全3巻 3月31日(日)の日記

『ワルタハンガ〜夜刀神島蛇神伝〜』全3巻(藤澤勇希/秋田書店)を読む。テレビ番組制作会社の企画で、ツチノコ捕獲ツアーに参加した酔狂な人たち。主催者だけが知っている謎の孤島で、帰りの船は10日後にしかやってこない。軽い気持ちで参加したツアー客もい…

3月30日(土)の日記

長居植物園へ花見に行って来た。桜が咲いているのはおおかまにいうと三か所あるんだけど、園内の奥の方にいくとひと気が減って、すごくいい感じ。明日は花見客でごった返すのかもしれないけれど…。

「セル」 感想

『セル』(スティーヴン・キング/新潮文庫)を読む。最初に「リチャード・マシスンとジョージ・ロメロに」とある。生者と死者の時間が入れ替わるのはまさしくマシスンの『地球最後の男」だし、死者の風体はまんまゾンビめいている。といってもロメロが作り出し…

「ジャンゴ 繋がれざる者」をみる

なんばパークスシネマで『ジャンゴ 繋がれざる者』をみる。 くだらない会話を、悠揚たるペースで見せる演出と俳優たちの素晴らしさが相変わらず愉しく面白く、ありものの楽曲を場面にきっちりはめ込むセンスの的確さも素晴らしい。3時間近くかけて、ゆるゆる…

3月21日(木)の日記

昨晩の『相棒』は最終回。ということはいつものように2時間枠のスペシャル。脚本は櫻井武晴、監督は和泉聖治。組織犯罪対策課の課長の毒キノコ鍋での死亡事故が、やがて東亜民主共和国による、輸出制限のある炭素繊維の不正流出事件にかかわっていることが判…

「キャビン」をみる

シネマート心斎橋で『キャビン』をみる。 何書いてもネタばれになるので注意。 この作品の何が一番面白いかって、想像外に飛び出して行く話の加速力とハッタリに尽きる。80年代ホラーの定石をひねった設定だけれども、実はホラー映画としての怖さはほとんど…

「マーサ、あるいはマーシー・メイ」をみる

シネマート心斎橋で『マーサ、あるいはマーシー・メイ』をみる。 逃げ出してきた過去が、現在をじわじわと浸食していく。境界があいまいになっていく緊張感と恐怖がひりひりと迫る。カルト集団といようと、姉といようと、ゆっくりと真綿で首を絞めるかのごと…

「放浪息子」第14巻 3月13日(水)の日記

『放浪息子』14巻(志村貴子/エンターブレイン)を読む。シュウの悩みごとはほとんど描かれなくなってしまった。シュウの物語で気になるのは安那との関係についてのみで、初期はともかく10年の連載期間中に群像劇へと変わっていったこともあり、もはや主役とい…

3月12日(火)の日記

待望の『よつばと!』12巻(あずまきよひこ/アスキー・メディアワークス)。今回はもくじに至るまでにプロローグがついている。おそらく書き下ろしなのだろう。映画のタイトルクレジットのようで、たぶんこんなことをしたマンガは今までにないんではないかと思…

「青の光線」をみる

第8回大阪アジアン映画祭。『青の光線』をシネヌーヴォで。 西原孝至監督も来阪され、舞台挨拶と上映後にQ&Aコーナーもありました。話をうかがう限りでは、作品の内容や個々の描写に関して非常にシンプルに考えておられるようで、逆に言うとこちらが色々と…

3月6日(水)の日記

昨日放送の『アトリエde加山』をみる。テーマは「映画コレクターと若大将」で、ゲストは熱心な加山雄三ファンでもある竹中直人。登場してすぐにもうメロメロなのが可笑しい。以前から竹中直人はアクション映画俳優としての加山雄三の素晴らしさを力説してい…

「スイーツ!嗚呼、甘き青春よ」 3月4日(月)の日記

福岡発地域ドラマ『スイーツ!嗚呼、甘き青春よ』をみる。NHKのドラマは結構シビアな内容のものも多くて、見続けるのが辛いときもあるが、この作品は単純でさわやかな青春ものになっていて愉しくみることが出来た…と書いた瞬間、いやそれだけではなかった、…