眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「バイオハザード4 Wiiエディション」から学ぶ、暮らしと仕事への取り組み方

数年前にビンゴゲームの商品で、Wiiをもらった。早速買ったのが「バイオハザード4」。通常モードでのクリア後には、上級者向けであるプロフェッショナルモードが遊べるようになる。ところがこれが難しい。こりゃもう無理だなとずっと放置していた。が、久々…

怪談

楳図かずお作品集から。オムニバス。道に迷って辿り着いた屋敷で、不気味な女に血を吸われる少女。不作の農村で食べ物を食い荒らす鬼の面を付けたおばあさんの恐怖。柳の霊(?)に取付かれた男。そして雪女。吹雪の中の山小屋で、遭難してしまった4組(5人)の…

猿の惑星:新世紀ライジング(2014)

監督はマット・リーヴス。 シリアスすぎてびっくりする。単純には面白がれないほど、深刻な話しになっている。猿のリーダーであるシーザーは、なんとか戦争を回避しようとする。人間側でも、ジェイソン・クラークが奔走する。しかし、相手を恐れ、憎む者は、…

黒いねこ面

「赤んぼう少女〜楳図かずお作品集〜」から。初出一覧によれば、週間少女フレンドの1966年(昭和41年)30〜45号に連載。「赤んぼう少女」は翌年の30〜45号で連載となっているから、まるまる1年前の作品になる。この2作の作画には明らかに差があり、「ねこ面」…

アゲイン!!

無事最終回を迎えましたな。タイムスリップものではあるけれども、パラドクスがどうのという話しではなし、自分の行いが、最悪だった結末を少しでもいいように変えられれば…という主人公のあがき。深夜で低予算というハンディのなかで、きっちりと青春ものに…

机上の空想 シェイクスピア・ゲーム

BSプレミアムで9/17(水)に放送。ゲームマスターであるムロツヨシより出題されたネタから、4人の出演者が即興でお話を作っていくというバラエティ。ゲーム参加者は、佐藤隆太、又吉直樹、肘井美佳、長谷川忍。彼らの会話にゲームマスターも参加、話しの行きつ…

赤んぼう少女〜楳図かずお作品集〜

角川ホラー文庫から出ていたもので、他に「黒いねこ面」「怪談」が収録されている。40代半ば世代では、「のろいの館」というタイトルの方が、通りがいいのではないかと思われる。秋田書店から出ていた単行本(↓これですな)。 書店の棚に並んだ背表紙に見える…

ジャッカルの日(1973)

監督はフレッド・ジンネマン。 巨匠、と呼ばれる映画監督は、やっぱりウィリアム・ワイラーとか、デヴィッド・リーンとか、そしてフレッド・ジンネマンとか。今の映画監督に巨匠と呼ぶに値する人がいないわけではないけれど。言葉の重みからして、おいそれと…

「ゾンビ」初放送版のラストシーン

深沢哲也さんの解説、オリジナル版とは全く違うことを話している…。しかしこれは、深沢さんが吹替えされたものをみているという証拠であろう。ちゃんと仕事をした結果だ。東京12チャンネルで放送される映画は、この当時、近畿圏ではサンテレビないし近畿テレ…

神の左手悪魔の右手〜影亡者

楳図かずお・著/小学館物語の方向を、読みながら大体想像するわけだが、時にそれをはるかに凌駕する凄まじいものが飛び出してくることがある。楳図作品は、そういった意味ではかなり高レベルの、想像外への飛翔が数多く見受けられ、読むたびに悶絶するので…

フライト・ゲーム(2014)

NON-STOP 監督はジャウマ・コレット=セラ。 連邦航空保安官であるリーアム・ニーソン。乗り込んだ旅客機内で、何者かからの「1.5億ドル用意しないと機内の人間を20分ごとに1人づつ殺す」という彼へのメール。誰も信用ならない状態でリーアムは犯人を特定出…

「ゾンビ」日本公開版冒頭部分

最初の映像は15秒くらいだからテレビCMだろうか?そのあとの映像、タイトル部分(↑この部分)はみたことがない。惑星爆発のカットはテレビ放送時にみているが。よくわからないけど、ソフト化されてたっけ?あるいはテレビ初放送時のものか。それとも公開当時劇…

「猿の惑星(68) 感想

簡単に感想を。ひさしぶりにみた。色んな見方があると思うけれど、異文明、異文化、異人種と触れたときにどう対応するか、という話しだと思った。ザイアスは人類がかつて地上の覇者だったことに気付いているけれど、異端審問の場では他のオランウータンたち…

「大ゴジラ特撮展」 感想

ゴジラスーツが、やはり見どころ。入ってすぐのところに、VSメカゴジラのゴジラとメカゴジラのジオラマ展示。これに入って演技するのかと思うと、ふぅっと気が遠くなるなあ。やる方もやらせる方も、ちょっと頭おかしいんじゃないの、と思うほど、でかい。太…

神の左手悪魔の右手〜黒い絵本

シリーズ中、一番凶悪な作品。ももちゃんは足が不自由で、ベッドに寝て暮らしている。退屈な毎日で愉しみなのは、パパが描いてくれる絵本。しかしその内容は、血みどろでグロテスクなものだった。そしてそれは現実だった。パパは、娘を喜ばせるために、次々…

快盗ルビイ(1988)

脚本・監督は和田誠。 1992年8月24日(月)午後4時〜よみうりテレビ、と手書きのラベルに書いてある。22年前のビデオテープ、標準録画なんですけどね、ちょっとぼんやりした画面になってました。でも、元々画面が汚いんですよ。ともあれ、久々に見られて嬉しい…

神の左手悪魔の右手〜女王蜘蛛の舌

楳図かずお・著/小学館医師の高品先生が知り合いのペンションへ行くのに、想と泉もくっついていく。ペンションは先生の友人の木玉さんが経営しているが、やけにやつれているのが気になる。しかもこのペンション村ではすでに10人が死んでいるというからただ…

神の左手悪魔の右手〜消えた消しゴム

楳図かずお・著/小学館凄惨な「錆びたハサミ」から一転、シリーズ中、一番地味な話し。美人でやさしい、みどり先生は、ほんとうにやさしいのか?想のクラスメートの大輔は、人は死んだら正体が現れる、と言い出す。みどり先生の本当の顔をみたくないか?…彼…

神の左手悪魔の右手〜錆びたハサミ

楳図かずお・著/小学館(1987年)昨日、Eテレで「SWITCHインタビュー 達人達」という番組にたまたまチャンネルが合った。楳図かずおX稲川淳二!途中からだったけれども、そのままみましたよ。スタジオでのトークはいまいち噛み合ってない感じだったけれども(…

喰女 クイメ(2014)

監督は三池崇史。 四谷怪談上演のための稽古中。市川海老蔵は伊右衛門、柴崎コウがお岩。二人は実生活でも同棲している恋人同士だが、海老蔵は他に女がいて、コウは次第に精神が不安定になっていく…。そして役柄をトレースするように、二人の関係は恐るべき…

X-ファイル・シーズン1〜第4話「導管」

UFOのメッカ(最近こういう言い方しないね)オカボジ湖でキャンプ中だった母子連れ。突然の激しい光と共に長女が消えてしまった。母はまだ若かった頃、この湖でUFOを目撃したことがあった。興味をおぼえたモルダーは無理矢理出張。消えた長女の行方を捜す。元…

B級ビデオ発掘カタログ

伊藤勝男・著/青弓社1988年刊行の、映画のガイド本。ビデオバブル期、本当にクズのような映画のビデオが、ゴロゴロしていた時代。玉石混交な作品群から、玉をみつけて紹介しようという、太い心意気に満ちた、熱い一冊。その熱さゆえ、芸術的映画を盲信し、隠…

X-ファイル・シーズン1〜第3話 「スクィーズ」

UFOによるアブダクト及び政府の陰謀が、このドラマの中核をなす要素だけど、個人的にはこういう奇怪な話しの方が好み。 密室状態での殺人事件が相次ぐ。死体からは素手で肝臓が抜き取られるという猟奇的なもの。捜査にあたったモルダーは、現場の通風孔に残…