眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『悪いやつら』をみる

脚本・監督はユン・ジョンビン。面白かった。詰め腹を切らされた税関職員チェ・ミンシクが、横取りした麻薬を使ってヤクザの世界へ入っていくというのが、まず凄い。元々そういう世界に近い人だったとはいえ、一般的な理屈はまず通らない、暴力が全てとも言…

MBSの天気予報のBGM

大阪の夜景をバックにした天気予報のBGMは『タワーリング・インフェルノ』の1曲だったとふと思い出し、YOUTUBEで検索すると、その天気予報を再現したものがアップされていて、そうそうこんな感じだった、と笑ってしまった。 曲のタイトルは、確かちゃんと日…

『あの頃、君を追いかけた』をみる

原作・脚本・監督はギデンズ・コー。以前このブログでも、みたい、と書いた、2011年の台湾映画。やっと公開されたのでみてきましたが、期待にたがわぬ愛すべき映画でありました。 ↑因みにこの日本版予告編はちょっと詐欺。さわやかな青春ものに見せているが…

一週間に一冊の本をちまちま読むとして

そうすると1年で大体50冊強の本が必要になる。5年間だと250冊強。5年経った頃には、最初に読んだ本の内容なんてほぼ忘れているから、それを読み返す。ということを繰り返す。3回読んで飽きたとしても15年が経っている。そのときわたしは60歳を超えている。…

『エリジウム』をみる

監督はニール・ブロムカンプ。前作『第9地区』を、予算をかけ、ハリウッド映画として拡大強化リメイクしたような映画。前作でみたビジュアルの再現にならざるを得ず、どうしても自分で自分の映画を焼き直したようにみえる。後半に行くに従い、登場人物の行…

『アップサイドダウン 重力の恋人』をみる

監督・脚本はフアン・ソラナス。 上下に連なる二つの惑星。上が下から搾取し繁栄し、下は下層市民が住む世界。というだけなら普通だが、面白いのはそれぞれの星の重力にひっぱられているという世界なので、片方からは天地をひっくり返した世界になる、という…

『トーキョー・プリズン』(柳広司)をよむ

登場人物たちがみる戦後の日本の姿が、そのまま現在にだぶっているところが素晴らしく、平成の今の危うさを浮き彫りにする。

スペイン版『アニマル大戦争』か?

とちょっと期待してしまうスペイン映画。『スクリーム・フェスト スペイン2013』という特集上映の中の一本。 他の作品では『ラスト・デイズ』も面白そうですな。

『キングを探せ』(法月綸太郎)をよむ

法月綸太郎のミステリを読んでいて思うのは、入れ替わり、というのが多いよな?ということ。もちろん、だからといって単純に事件の真相が見えるものではないが、読んでいると、このパターンをちょくちょく目にするように思う。冒頭は倒叙もの。カラオケボッ…

『モンスタージン』創刊号を買う

自らをMr.horrorと名乗る、石田一さんによる新しいホラー映画雑誌。特集は『吸血鬼ドラキュラ』。巻頭に、完全なる個人誌だと高らかに宣言しておられるように、他にも、思い入れたっぷりな読み物が満載。ご本人が愉しんで書いておられる感じなのがとてもよい…

『ROBOCOP』トレーラーが公開

監督はジョゼ・バリージャ。『ザ・エリート・スクワッド』が評判だった人…といっても未見だが。予告をみた素直な感想としては、どんなに才能ある監督が撮ってもハリウッドアクション映画は、ある程度のイメージに則って作られるせいか、あまり面白そうには見…

『ラスト・シャンハイ』は都内限定公開!

チョウ・ユンファの『大上海』が公開。なのはうれしいのだが、なんと都内限定公開とは。といっても元々DVDスルーの予定だったのを、香港映画の配給・宣伝でお馴染みの筒井修さんのところフリーマンオフィスが、是非とも公開しましょう、という英断での公開ら…

『別冊映画秘宝 怖いテレビ』をよむ

主に海外のホラーテレビドラマ、についての考察。特に『事件記者コルチャック』の記事が素晴らしい。ドラマの成り立ちから裏話、パイロット版の内容、エピソードガイド、加えてコルチャックの吹き替えである声優の大塚周夫さんへのインタビューと盛りだくさ…