眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

『別冊映画秘宝 怖いテレビ』をよむ

主に海外のホラーテレビドラマ、についての考察。特に『事件記者コルチャック』の記事が素晴らしい。ドラマの成り立ちから裏話、パイロット版の内容、エピソードガイド、加えてコルチャックの吹き替えである声優の大塚周夫さんへのインタビューと盛りだくさん。読み応え満点。↓テーマ曲懐かし過ぎ。久々に聴いた。

またナイジェル・ニールや『悪魔の異形』(エピソードガイドあり。だけど書いている人が外国人のせいか、どうも話のピントが日本人の感覚と少しずれている感じがする)『ドクターフー』『予期せぬ出来事』などのイギリス作品についても。『予期せぬ出来事』は深夜にやってるのをみていましたよ。これのどこが予期せぬ結末なんだ?という話もあったけど、たいてい、いやーな気持ちにさせられて、どよんとしたまま終わる、という。↓このご陽気なテーマ曲が逆に不気味だったんだよなー。

別冊映画秘宝は、ときどき買うんだけど、『世界怪獣映画入門』みたいな、面白い話もあるんだけど表層的すぎて、字間もあいてるし字の級数も大きいし、なんだか損したものもあるんだけど、今回は当たり。字も詰まっている感じがしますしね。もっと読ませろ!といいたい。それは月刊映画秘宝もそうだ。単なる新作映画情報誌ではなくて、新作に合わせて濃い特集を組んでくれ、と。おねがいいたします。

別冊映画秘宝怖いテレビ (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

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