眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アラン・タンが亡くなった。

80年代のビデオバブル期に香港映画が好きになった人間にとっては、ポニーが出していた一連の映画群が懐かしい。『復讐は夢からはじまる』『摩訶不思議物語』『アーメン・オーメン・カンフーメン』『魔界戦士』などなど…。その中にあったのがアラン・タンとチ…

藤子・F・不二雄 『箱舟はいっぱい』

彗星が地球に接近し破滅すると大パニックに。しかしそれは巨大な詐欺だったと判明し、人々は涙を流して良かった良かったと喜びあう。ところが…という藤子・F・不二雄のブラックな傑作だが、福島原発ならびに、高速増殖炉もんじゅのことなど考えると、既にこ…

上海ブルース

気が滅入る情報しか報道されない中では、こういう素朴で愉しい映画のことを思い出すことが心の救いだ。ツイ・ハークの代表作のひとつ。すれ違いメロドラマをベースにしながらなかなかそうはならず、果てしなくコメディとして描かれていく。笑いの中に切ない心…

『世界侵略:ロサンゼルス決戦』は10月公開予定

と発表されている。半年以上先になるが、同系統作品が続くので、公開時期をどこに定めるのかは、なかなか難しかったろう。6月に『スカイライン』と『スーパー8』、7月に『トランスフォーマー』、9月に『カウボーイ&エイリアン』。本来なら初っ端にぶちかま…

快盗ルビイ/小泉今日子・大瀧詠一

こんなデュエットがあったんですね。 この映画を見て、小泉今日子が好きになった。優柔不断で頼りない青年を演じる真田広之、彼を無理やり巻き込む小泉今日子、二人が取り組む犯罪は、間抜けで全く儲けにもならない。その繰り返しが微笑ましくも愉しい。劇中…

小さな恋のメロディ 予告編

自分という存在を形成していく過程で大きな影響を受けたものが、誰しもあろう。私の場合、映画に関して言えば、『ジョーズ』と『悪魔のいけにえ』と、そしてこの映画だった。 たぶん、小学5年生のころにテレビで見たと思うのだが、いやもう、とにかくトレイ…

一本の音楽/村田和人

永遠の名曲。高校生の夏に、気持ちが一気に戻っていく。カセットテープに録音して(マクセルでなくてTDKだったけど)、繰り返し聴いた。冴えない青春だったが、あれはあれで、それなりに輝いていたのだと、今になって思う。

ヨギ&ブーブー わんぱく大作戦

が上映中止に。配給のワーナー・ブラザースは『一部地区、一部劇場において計画停電の実施、公共交通機関の状況により、上映時間の変更又は休業になる可能性があるため』と告知している。『かぞくはじめました』も中止。結局、人が入らないと判っている映画…

木造迷宮(1)/アサミ・マート(徳間書店)

木造の一軒家に住む三文小説家(独身)。そこに住み込みで働く女中さん。この二人を中心にした、ほのぼのとしたコメディ。時代設定は明確でなく、おそらくパラレルな昭和、ということなんだろう。冴えないおっさんと可愛い女中。この組み合わせで、第1話、一日…

『メルモちゃん(1)』限定版/福山けいこ(徳間書店)

原作は言わずとしれた手塚治虫。そのリメイクだが、まんま再生させているのではなく、まごうかたなき、福山けいこの作品になっているのが素晴らしい。そうさな、たとえば『るるちゃん』だとか『ねんねこ』といった作品の雰囲気を思い出して頂ければよろしい…

黒川芽以が『極道兵器』に出演していた

スシ・タイフーンレーベルの期待の一本、石川賢原作の『極道兵器』の映画化。情報としてはとっくに解禁されていたのだろうが、恥ずかしながら映画秘宝5月号を読んでいて(黒川芽以が出ていることを)初めて知った。遅すぎる…。無茶苦茶なことされてんのかなー…

『相棒』 Season9 最終回

録画していたのを見た。脚本は戸田山雅司と輿水泰弘。監督は和泉聖治。映画版2作目と同じ組み合わせであり、小野田官房長が重要な役回りとなる点で、映画のその後、的な物語になっていた。しかし、骨太な展開は良しとしても、官房長や片山雛子が事態を先回り…

黒川芽以がJUJUのPVに出演していた

『さよならの代わりに』に出ていたんですね。美容師の彼との別れというシチュエーション。幸福な過去へ逆再生し、やがて終わりの時へと展開する中に、黒川芽以の魅力満載。ラブシーンもあり。短くなった髪と、一人泣く姿で終わってしまうラストシーンが悲し…

3月18日(金)

明日から三連休だが、まるで喜べないし浮かれた気持にもならない。大変残念なことである。 暗い気持ちを抱えた眠れない夜には、せめて映画くらい愉しいものを観よう。ということで、昨晩遅くに『ラブ・アクチュアリー』を観る。普段は、映画秘宝を左手に掲げ…

公開延期

『世界侵略:ロサンゼルス決戦』『サンクタム』『かぞくはじめました』も延期に。『かぞく〜』はどうして?プリントの関係なのだろうか。

まじもじるるも(7) 渡辺航/講談社

るるもが炬燵に魅入られてしまう話が面白かった。炬燵って漫画においては鉄板のネタじゃないかな。他の話もどれも愉しいのだが、風紀委員の一人、強子ちゃんの話もなかなか良い。背が高くて強面なイメージの女子が実は…というような話が嫌いな漫画好きは日本…

『ヒコボシ ふくやまけいこ作品集』(ジャイブ)

『オリヒメ』に続く第2弾。今回は『ふくやま童話』を中心に、今まで単行本化されなかった短編も収めたお得な内容になっている。可愛らしくて、少し切なかったりして、どの作品も淡い色合いに染められたような、柔らかでぬくもりを感じさせるお話ばかり。嬉し…

ドリーム・ホーム

地震報道ばかり見ているのもしんどいので出かけて来た。シネヌーヴォにて、大阪アジアン映画祭2011のプログラムの一本。これの前に上映された『seesaw』の上映後の質疑応答が結構長くて、『ドリーム・ホーム』の16時半開始がずれ込む。この期待の香港映画も…

3月12日(土)

テレビ大阪、京都テレビ、サンテレビなどが通常番組の放送を開始。余震が続き、まだまだ予断を許さない状況ですが、やはりホッとしますね。普段はなんとも思わずにぼんやり眺めることが多いテレビだが、普通に番組が放送されているだけで、こんなに心が救わ…

3月11日(金)

地震、えらいことになっていますが、これ以上被害が拡大しないことを…と思いながらも、津波による死者の報道もされ始めておりますし、福島の原発も気になります。どうか皆さま、ご無事をお祈りしております。

3月10日(木)

『サブウェイ・パニック』のDVDを買ったのだが、買ってからLB収録と知る!Amazonで2.35:1と表記されているのを信用してしまった。なんという不覚!!3枚3000円についつい浮かれてしまって注意するのを怠ってしまったよ。因みにあとの2枚は『新シャーロック・ホ…

3月9日(水)

綾辻行人の『Another』がアニメ化に続いて映画化されるそうで。コミック化、というのはまあ想定内だったが…。未読なんだけれども、これは本格探偵小説ファンも納得の作品だったと思われるのだが(違うのか?)、そういうものがきちんと映像化されるのか。正直…

3月8日(火)

『ヒコボシ』(ふくやまけいこ/ジャイブ)と『弱虫ペダル(16)』(渡辺航/秋田書店)を買う。『まじもじるるも(7)』も出てるはず、と店内を探して回ったが見つけられず、後で明日発売と知る。なんだ。 アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ作品を収めた『スパニッ…

3月7日(月)

『地獄のサラミちゃん』(朝倉世界一/祥伝社)を読む。一番最初は1998年となっていて、そう、『デボネア・ドライブ』を読むまで、朝倉世界一と聞いて私がイメージするのは、この頃の絵だった。描いていれば誰だってある程度は上手くなるのかもしれないけれど、…

3月6日(日)

『下女』シネヌーヴォにて。昨日から大阪アジアン映画祭2011が開催されており、『下女』は韓国映画傑作選という扱いでの上映になっている(あともう一本は『鯨とり』)。キム・ギヨンの傑作の誉れも高い作品なので期待して見たが、いや傑作かもしれないけれど…

3月5日(土)

ブックオフで『死者の都会(まち)』(ハーバート・リーバーマン/角川書店)。そろそろ手に入れておかないと本当に見かけなくなりそうな気がして。105円。しかし『地下道』とか『水玉模様の夏』とか、見た試しがない。 今日の燃えるサウンドトラックはこれ。 作…

3月4日(金)

『坂道のアポロン(7)』(小玉ユキ/小学館)を読む。薫と律子のやりとりが大半を占める恋愛模様中心で、何とも甘酸っぱく可愛らしい。46ページの上2段のコマ、これに悶絶。ちらっと薫を見て顔を赤くして伏せる律っちゃんがたまらない。この幸福なひとときの一…

3月3日(木)

南野陽子、結婚!! 4歳年下の一般の方らしいですね。これまで沢山の恋の話がありましたが、どれ一つとして結婚にまでは至らず、それが、大人の女性としてまた一段華開く年齢になったこのときに、この慶事。誰も見ていないようなこんな場所からですが、どうぞ…

3月2日(水)

『相棒』。陣川警部補は仕事帰りに立ち寄ったコンビニで万引きした男を逮捕。犯人は見るからに情けなさ丸出しの風体で、人生やり直せるという陣川の言葉を信じ、1年前のある事件について語り出すが…。狙ったのかどうか、ゲストの中村靖日と霧島えりかは、『…

3月1日(火)

『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』(4月1日公開)は、『オールライダー対大ショッカー』をもう一回やろう、という魂胆なのであろうが、儲けるためにはなんだってやる東映と言う会社の営業方針が、遂にライダー以外の石ノ森ヒーローを登…