眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

ドリーム・ホーム


地震報道ばかり見ているのもしんどいので出かけて来た。シネヌーヴォにて、大阪アジアン映画祭2011のプログラムの一本。これの前に上映された『seesaw』の上映後の質疑応答が結構長くて、『ドリーム・ホーム』の16時半開始がずれ込む。この期待の香港映画も、質疑応答があるはずだったのだが、監督のパン・ホーチョンは来ていたのだが既に帰ってしまったと、上映前に劇場主である景山理さんからの謝罪があった。それで『seesaw』が少し多めに時間を取れていたのかと納得したが、ちょっと残念だったなー。どうして帰っちゃったんだろう。映画の方は、大阪では5月公開ということなのであまりネタばれするようなことは書けないが、なかなかどうして大したもんだよと言いたくなるほど、残虐な殺戮が丁寧に描かれている。パン・ホーチョンがどういう作品を撮っている人なのか全然知らないのだが、普通の人生ドラマと異常な殺戮描写を並行して描くというのは非常に面白かった。気持ち、社会派なところが入っているのも良い。また、ちょっと丸くなったジョシー・ホーはしかしそれでも魅力的だし、ホラー映画ファンは必見。