眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

アラン・タンが亡くなった。

80年代のビデオバブル期に香港映画が好きになった人間にとっては、ポニーが出していた一連の映画群が懐かしい。『復讐は夢からはじまる』『摩訶不思議物語』『アーメン・オーメン・カンフーメン』『魔界戦士』などなど…。その中にあったのがアラン・タンとチョウ・ユンファが主演の『マカオ極道ブルース』。

大変荒っぽい映画だった、というおぼろげな記憶。パット・ハーや、フィリップ・チャンなんかが出てたことなんて全く覚えていないが、子供を殺す場面があったことと、クライマックスの厩舎での銃撃戦と、敵のボス(パトリック・ツェー)をやっつける捨て身の結末に衝撃を受けたものである。懐かしいなあ。アラン・タンの印象は、だからこれ一作のみなのだけど、それでもその男前ぶりと、名前はしっかりと記憶に刻まれている。合掌。