眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

1月30日(日)

録画したままだった『海月姫』をやっとまとめて見た。ほとんど原作のまんまに進むのが潔いくらいだったが、さすがに最後はそういうわけにはいかず、シリーズ構成の花田十輝が締めの仕事のため、かなりオリジナルな要素を織り交ぜている。勿論、花田だけの考えではないだろうが。一応の収拾をつけようとしているが、そうなってはおらず、第一部・完、的な終わり方になってしまっていて、それなら原作の通りで良かったのではないか、とも思う。原作では、小劇団の公演でクラゲ型の衣装が注目されるのだが、そこを一気にファッション業界へと飛ばしてしまっており、なんだか普通にありがちなアニメのようになってしまって残念。原作ファン、アニメファンしか見ないし、DVD買うのも彼らだけと判っていても、万人に受け入れやすい方向を目指さないとダメなのだろうか。作品としては面白くて飽きずに愉しく見られたが、どうしたってそういう不満は出てしまう。あと、昨今のアニメ事情に疎くて申し訳ないが、作画監督による絵の違いというのが、ほとんど見受けられず、それに驚かされた。『銀魂』あたりだと、かなりの違いがあったので。まあ、そこと一緒にするな、と言われるかもしれないが、アニメ、というざっくりとした枠の中では、という意味で。

チュウチュウカナッコ』を手元において、時折ぱらぱらとめくっている。構成力も優れているなあ、と思うのだが、そこは映画や舞台の人間であり、脚本を読みこむ作業や、演技としてそれを昇華させていく過程の中で、ドラマを組み立てていく力が養われたのだろうか、とも思う。元々の作家的技量が大きいのは当たり前だろうけど。

今日で『ハートキャッチプリキュア!』が最終回だったが、11月辺りから全然見ていない。録画したまま。同様に『ゴセイジャー』と『仮面ライダーオーズ』もそんな状態。レコーダーがあると有難いが、反面怠慢が募るという最悪の結果を招いてしまいますな。