眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

9月5日(日)

仮面ライダーオーズが始まりました。メイン脚本家は小林靖子みたいなので、これは期待したい。第1回も盛り沢山な内容でスタートしており、一気に次回が愉しみに。タカトラバッタは流行りそうですな。Wの、ジョーカー!とかメタル!とかも個人的にはかなり来ましたが、今回も来そうです。


そのあと普段は見ないハートキャッチプリキュアをなんとなく見ていたのだが、キュアサンシャインの変身シーンに目をむいた。こんなに華麗な変身をするのか!と。ココロパフュームをくるくるっと回してシュッとふきかけて、右手から左手へ、キャッチしたときの、パン、という軽い音がまた良い感じ。音の可愛らしさは、シャイニータンバリンを叩いた時の、シャラ〜ンというも響きが凄く良い。作画といい、音の付け方といい、こんなことになっているとは露知らず。参りました。それはそれとして、今回は幼稚園児の女の子が出てきますが、声が皆口裕子風だなと思っていたら本人だった。まだこんな小さな子供の声もやられるんですね。


日曜美術館は瀬戸内国際芸術祭2010の話題現代アートと島とを結びつけた着想って凄く面白い。それぞれ独自の世界観が、ほとんど過疎化している島の中につくられることで、「現代」をより強く照らし出すところが面白く、何よりも単純に愉しいですね。小さな島の中という閉鎖された空間の中に、世界に連なるものが存在していることを示してくれるのも意味のあることで、アートを介して世界とつながることの素晴らしさを感じますよ。10月までやっているのなら、行ってみたいけど、ちょっと無理かなあ。


プライミーヴァル第3章も見た。ディアトリマらしき鳥はなかなか獰猛に描かれており、また少し枯れ気味の森の風景と見事に溶け合って妙にリアルに見えた。カビ人間も面白いけど、やっぱりこういうのが良いよ。レギュラーメンバーが次々と退場していくので、危機的場面では本当に誰かが死んでしまうのではないか、とやけにひやひやさせられる。次回はドラゴンと騎士が登場するみたいだが、こういう話の広げ方が受け入れられなくて終了したのだろうか?


時砂の王を読了。これは是非ともアニメ化をのぞみたい。出来ればNHKでお金をかけて作ってほしい。「精霊の守り人」みたいな感じでやれないかなあ、と読みながら思った。ラストでオメガが助けに来るところがあっさりしていて、そこが個人的にはとても良かった。ほんのいままで激烈な戦いがあり、卑弥呼が今一度士気を高めようとしているその瞬間にやってきて、あっさりと戦いの終結を宣言。この拍子抜け感。ドラマ構成を無視してでも(本当はクライマックスとしてもっと盛り上がるべきところなのに)、SF的な理屈が優先されているところが逆に凄く面白かったりした。ラストは泣けますな。こういう終わり方は大好き。SFロマン小説といえるのなら、そう呼びたい。面白かった。