眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

Asian Ace ホラームービー対決

9月1日、8日に放送されたもの。日本代表はフェイクドキュメント映画としては間違いなく最先端にいる男、白石晃士シンガポール代表はチャイ・イーウェイ。女優は共に石橋杏奈、5分以内、製作期間は5日、予算50万円という条件のもとで、どちらが怖い映画を作れるか、という内容。


結果としては白石晃士の圧勝だったけれども、どちらに軍配を上げるかというと、どっちもちゃんと出来ているからこれは難しい話し。白石作品は見慣れたフェイクドキュメントでお馴染みな感じ。ああ余裕ですな、と思ったが非常に手堅い。イーウェイ作品は雰囲気も映像のタッチも日本の作品とは違っているのが興味を引き、またより映画的なルックを意識しているのが良かった。ざっくりした感想でいえば、白石作品は『怪談新耳袋』、イーウェイ作品は『世にも奇妙な物語』のエピソードのようだったな。もう一回見てみると、白石作品は頭の部分で、吉岡睦雄がカメラをふった瞬間、隅っこに既に女の姿が映り込んでるのが怖い!