眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

10月30日(土)

昨日、帰りに本屋に寄り、『あたしンち』16巻を買う。で、早速読んだが、やはり相変わらず愉しく面白い。一番笑ったのは、みかんの中学時代の友人の横田くんの話で、「だせえ!あと、バカ」が可笑しかった。2006〜2007年を中心に収録されているが、その中に2010年5月掲載の話もあるようで、たぶんそれは「ツイッターブームの波がついに水島さんのところまで…!!」という話だろうな。3年後に単行本に入る頃にはツイッターなんて過去の話になっているだろうからねぇ。それにしても、けらえいこは、思わぬ表情を描くのでびっくりする。10ページ5コマ目、春山の「え なに言ってるの」の表情、これが微妙な表情がとらえられた瞬間で、うめえなあ、と感心することしきり。ありがちなようで、こういうのはなかなか描けない(はず)。

野沢那智が死去。72歳、肺がんで。なんとも残念である。でも、存在としては大きかったけれど、意外と声優としての仕事が思い浮かばない。アラン・ドロンの映画も放送されていたのは割と子供の頃だったしなあ、映画の吹き替えでは『ダイ・ハード』シリーズ…というかブルース・ウィリス辺りかな。ちょうど今日『ダイ・ハード4.0』が放送されているのだが、これは野沢版じゃないんですね。あと『ショーン・オブ・ザ・デッド』とか『ラブ・アクチュアリー』でビル・ナイの声を吹き替えておられて、最近の仕事ではそれが好きでしたよ。個人的に一番印象が強いのは、宗方仁、ということになるなあ。ご冥福をお祈りいたします。