眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

11月9日(火)

二人の世界』第二回。翌日になって、夜にあえなくなった無我はお昼に会おうと小巻に電話。小巻には婚約者のような人との先約があったのだが、それを断り、無我と会う。二日目にして前日よりも強く惹かれあっていることを感じる二人であった。しかし、小巻が婚約者めいた人と接する瞬間をみた無我は嫉妬にかられる…。というような話だった。デート中にお互いのことを知ろうと執拗に話を聞き出そうとする辺り、山田太一だと知ってみるせいだろうか、如何にも、という感じがする。昔のドラマって凄く台詞が多い。山田太一は今でも台詞が多いように思うけど、会話によって生まれる何か、をずっと描き続けているようにも思える。今のドラマも台詞は多いだろうけど、ドラマを盛りたてるための見せ方が豊富なために、会話そのものに、力を込めてはいないように思う。別にそれが悪い、ということではないけれども。山田太一が台詞を大切にしている意味がなんとなく判るような気がする。