眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

12月6日(月)

ご老人がジョギングしている姿を見かけると、頑張っておられますな、そのくらいの年まで健康でいたいものです、と思う。だが。例えば自分が80歳とかになったときには、そんな老人を見て、いい年して若いときみたいに一生懸命走ってんじゃねえよカッコつけが!と思ったりするんだろうか。自分が懸命にジョギングしている姿は想像出来ないので、きっとよろよろしているだろう。そして老いるということはそういうことだ、と思っていそうだ。年相応、分相応であることを重んじるような、そんな年寄りになっていそうな気がする。その前を、汗を流しつつ、同い年くらいのジジイが走っていく。そのとき、私はどう思うんだろう?その年になってもまだ、やっかんだりするんだろうか。そういう人たちを、下品だ、とか言ってるんじゃないか。なんてことを思ってしまう。

うっかり『ゲゲゲの女房』の前売券を買ってしまう。金券ショップで1280円。観るのか?本当に?自信ないな…。でも吹石一恵は結構好きなのは好き。監督が鈴木卓爾、というところにもまんまと釣られてしまう。『私は猫ストーカー』は観ていないけどな。鈴木卓爾という俳優は、どこか恐ろしい感じがしてて、それは最初に彼を見たのが瀬々敬久の『雷魚』だったせいだろう。死んだ鳩をゴミ捨て場で見つけて拾い上げ、またそっけなくぼそっと放り捨てるところで、『怖っ』と思ったものだった。あの映画はやるせなくなるような、切ない映画だったな。また観返したくなる映画でもある。wowowで放送したときのを録画したビデオテープが多分あるはずなんだが…。ところで、鈴木卓爾加瀬亮は似ていると思いませんか。いつも一瞬迷う。で、いやいや、卓爾はこんなにメジャーなところには出てこない(失礼だけど)、と思って、よーく見るとやっぱり加瀬亮だった、ということはよくあることだ。