11月28日(水)の日記

『相棒』　妙にくせのある話だった。幽霊屋敷と失踪事件とが絡んでの顛末。ゲストに松尾貴史。かなり以前にゲスト出演したことがあるようだが、その話は見た記憶なし。てっきり戸田山雅司の脚本と思っていたら、櫻井武晴だった。櫻井脚本にしてはかなり軽めの内容。しかも少々まとまりが悪い。

『ゴーグル』(豊田徹也／講談社)を読む。単行本化は『珈琲時間』以来か。表題作はもちろんだが、『とんかつ』が良かった。明らかに新しい作品の方がこなれて読みやすくかつ面白い。商業マンガとして成立させようというプロフェッショナル意識とそうでない頃の違いなのだろうか。でも初期作品は、商業マンガ的でないところがまた読みどころであり魅力でもあるわけで、その風合が薄れて行くとしたら残念なことだ。間をぬうような距離を保って描き続けてほしい。　

ゴーグル (KCデラックス アフタヌーン)