眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

12月6日(木)の日記

パーマネント−まんがの詰め合わせ−』(岩岡ヒサエ小学館)を読む。

土星マンション』連載中に出た短編集。巻末の初出一覧によれば、表に出た作品は3本、残りはすべて描きおろし、となっている。実際にこの本の為に描きおろしたものもあるのだろうし、また旧作でおそらく未発表原稿を収録したものもある。『まぶたの奥』は2004年で絵のタッチも違うし、非常にシリアスな内容。岩岡ヒサエというと、なんとなくほんわりしたものをイメージしがちだけど、一方でぞっとするようなホラー風味も濃厚な作家でもあるので、その味わいが愉しめるも嬉しい。収録作品はなかなかバラエティに富んだ内容になっていて飽きさせず。薄い作りなので(157ペーージしかない)、えーこれでこの値段ー?と思うけれど、読めば納得の内容だった。ファンにはたまらない作品集。

パーマネント 〜まんがの詰め合わせ〜 (IKKI COMIX rare)

パーマネント 〜まんがの詰め合わせ〜 (IKKI COMIX rare)



昨晩の『孤独のグルメ』にはびっくりしたな。砂町銀座の商店街でお惣菜を買いこんで事務所で食べる話しだったんだけど、まあそれ自体は毎度のことで美味そうであるなあと思うのみだったが、レバカツ(だっけかな)を買ったお店の奥から、にこやかにほほ笑みかけるおじさんは、吉田類さんではないか!台詞はなかったし、完全に別撮りだったけれど、これは愉しい。類さんは『酒場放浪記』で呑み、実際の生活でも呑み、このドラマの世界でも呑んでいるんだ。こんなキャスティングするなんてスタッフも判ってるねえ。次は小林薫の出演に期待したい。