12月5日(水)の日記
今日の『相棒』は脚本・金井寛、監督・近藤俊明による、コンピューターと将棋の名人との対決を巡る殺人事件。人工知能の開発者が殺され、対戦相手だった将棋界の人たちに嫌疑がかかる。しかし特命係はほんの小さな物語の断片を偶然見つけ出して犯人へと迫っていく。『相棒』には己のプライドをかけた人たち(犯人)の話がよくあって、またあのときのあの行為はそういう意味ではなかった、もう少し話す機会があればまた違う運命だった、という悲しいすれ違いの話もよくある。今回もその王道パターン2つを踏まえて展開する物語ではあったが、いよいよ長い時間をかけた運命の瞬間で、コンピューターのふりして自分で打つ、というクライマックスには熱い気持ちになるのを禁じ得ない。捨て身でかかるのは、将棋の打ち方だけではなく人生そのものがそうであったのだ…と思わせる悲しさ。自分が面白いと思った話についてはスラスラ書けるな。先週とは大違い。
『地獄の黙示録』の廉価盤ブルーレイを買う。3枚組も魅力だがとりあえずお安い方を選んだよ。
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