12月20日(木)の日記
昨晩の『相棒』は前回からの続き。マジックマッシュルームは関係なかったなあ。カルト的なにおいというのはそう的外れでもなかったが、即身仏とは驚いた。この世を憂いた男がひとり、土の下で人身御供となるという。しかし、その男を取り巻くわけありの仲間たちは即身仏になるための邪魔をする人間を殺そうとした。カルト教団のようにその男を尊敬するあまりの行動が持つテロリズムと似た勝手な論理にぞっとする。それで世界が救えるというのだろうか。それにしても幽霊にやたらこだわる杉下右京の姿には滑稽さとか微笑ましさを越えた何か異様なものを感じる。甲斐くんが死にかけた事実もあわせて、死への接近というテーマが密かに忍び寄っているのではないかと勝手に予想。