映画秘宝7月号をよむ

表紙は『スプリング・ブレイカーズ』の女子4人。ということで巻頭の特集は『無敵のアウトロー・ヒロイン列伝!!』ということだがこれにはさほどそそられず。アウトロー・ヒロインという設定に個人的に思うことが何もないからだろう。それよりも『極道の妻たち 悪女大博覧会』が面白く、なかなか見返すこともないだろうがこうして総括してもらえるとシリーズ全体がある程度見渡せて興味深いです。家田荘子のインタビューも面白い。印象的なのは『新極道の妻たち 覚悟しいや』かな。北大路欣也の殺し屋ってのがいいよな。ラストもかっこ良かった。あと高島礼子の方は『死んで貰います』くらいしか見ていないけれども、最後の殴り込みが『昭和残侠伝』のようで震えたなあ。

あとインタビューは遠藤賢司、ウォルター・ヒル、山田太一、石丸博也、加藤武、黒沢清、金子修介…と今回もそうそうたる面々。若手の加瀬亮や星野源や柄本祐らが霞む霞む。

来月も愉しみにしていよう。

映画秘宝 2013年 07月号 [雑誌]