歌と音楽を抜いた「雨に唄えば」
まあ世界中で貼られているとは思うけれども、見返していて爆笑してしまったので。客観的になると、あんなに素晴らしいシーンが、狂気の沙汰にしか見えなくなる。
ミュージカル映画の音楽は、脳内で鳴っていると考えれば、現実にはこんなことになるということか。ついでにエルヴィスの「ブルー・スエード・シューズ」もこんなありさまに。落ち着きのない、きかん坊みたいになってる。音と声の入れ方の悪魔っぷり。
でも元の方をみると、ただただひたすらにエルヴィス。何も可笑しいところはない。
笑いの要素のひとつに、意表を突く、というのがあるが、まさにそれ。他にもいろいろ作られているけれど、あとはもう慣れてしまって、最初のときの衝撃は薄れてしまいますな。でも「ダーティー・ダンシング」は笑ってしまった。これはちょっと手を加え過ぎてて、もう別の物でしょうな。