眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

物買わぬ日々

もともと、比較的地味な生活をしていたのだが、先の消費税の8%増税を機に、もう出来る限り物は買わないようにしよう、と思った。景気が回復し、給料もあがったときには、また買わせていただきますよ、というつもりだが、現時点では、そのような兆しは一向に見えず。しかしながら、買わなければ買わないで、なんとでもなるな。

DVDや本も、ほとんど手にしなくなった。それで耐えがたいほどの飢餓感があるかというと、いや、ほとんどないね。びっくりするくらい、ない。物欲って、この程度のものだったんだな、と思っている。取るに足らんよ、物欲。さっさと捨てれば良かった。物を買わないのには、増税に対する抗議の意味合いが強くあったのだが、それはもうどうでもよくなった。本当に必要ないのだ。確実に、お金を出す人間をひとり、失ったよ。ひとりの人間の経済活動なんて、国も企業も気にしていないだろうけれどね。

だが所有欲がまだ残っているので、みていないDVDや読んでいない本を捨てる、処分する、というところにまでは、まだ至っていない。しかしそれも時間の問題のような気も。どうせ持っててもみないし、読まないだろうからね。そんなふうに思っていると、趣味のものだけでなくて、生活用品なども、これいらんなあ、と思うようになってきた。とりあえず、今あるものを使い切るまで、新しいものを部屋に入れないように心がけたい。数年後には、部屋がガランとなっていることを夢見ながら…。

年末には、今年買ったDVDと本を一覧にしてみたい。ここ30年くらいで、一番少ないのではないだろうか。