眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

玉川区役所 OF THE DEAD 第8話 「ゾンビオークション」

ゾンビウィルスに感染していることに絶望した晋助の義兄・尚宏は、少しでもその身を残される妻子のために使いたいと、偶然みかけたヤクザ(津田寛治)に、保険金をかけて殺してくれと頼む。尚宏が特保であると気付いたヤクザは、あるオークションに参加させることにする。それは物好きな金持ちの道楽。ゾンビを飼って愉しむという世も末なオークションであった。

今回もゾンビに対する処置の仕方で対立する、晋助と凛。きつい調子で晋助に接する凛だが、義理の兄が感染しているという事実の前に、それを謝る。それでも彼女はゾンビを殺すということはあきらめないという。いくら年若いとはいえ、もろもろの事情をまるで鑑みることのない性質と行動、というのはそろそろ幼稚の謗りを免れないくらいに、頑な過ぎる感じになってきた。事情が判ってくればくるほど、どうしてそこまで?という思いが膨らむが、きちんと決着がつくのだと期待しつつ、みる。

しかしながら、ゾンビオークションというのは話しを広げ過ぎでは。こういう展開を期待していたのか?というと、個人的には、いや全く、というしかない。このオークションを、ゾンビウィルスが世界から消えない理由のひとつして描く気はないようだし。飼ってたのが逃げ出して〜という会話をするカップルはいたが。この設定はこの先、再び意味を持つことがあるのだろうか?

河井青葉さんは、今週は無事復帰。しかし出番は相変わらず。最近とらえた御遺体、無事に保護されているんですか?という晋助の問いに、もちろんよ、と答えるマチルダ。だがどうにも含みがある。その笑顔の裏に隠されている真相は何なのか?