眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

祝!プレイステーション20周年

厳密に言えば、プレイステーションというゲーム機シリーズが誕生して20年ということだが、個人的には、なんといっても初代プレステの誕生20年として祝いたいという心境である。何故なら、初代プレステが、うちではまだ現役で稼働しているからである。といっても、たまに思い出したように遊びたくなる、という程度のものだが、しかし成人式を迎えるということなので、久々に、「ときめきメモリアル」でもやってみるかな、と起動させてみた。

古いので、さすがに昔のように、スッと立ちあがってはくれない。ブーゥーーンとプレステのマークまでは簡単に出ても、キラリ〜ンという次の画面になかなか変わらない。

場合によっては、ソフトがセットされていない状態…メモリーカードの画面になったりもして不安になる。それが、なんとか立ちあがって、びっくりするのがグラフィックの粗さ。アナログからデジタルへとテレビは変わっているので、その辺の差もあるけれども、しかしこのくらいの画像で喜んでいたのだなあと思うと、やはり隔世の感はある。ゲームって凄い進歩したんだなあ…。

ということで、「ときメモ」を。PCエンジンが95年、プレステでは96年発売らしいので、18年前か。出てくるキャラクターがリアルに年齢を重ねていれば、36歳になっているわけである。藤崎詩織が36歳…。どんな大人になっているのだろう。で、誰をメインでやろうと考えて、「ときメモ」でクリアした初めての女の子、ということで片桐さんを選ぶ。「ソー、ファン」とか「リアリー?本当に?」とか中途半端な英語を使うのが印象的なキャラ。でも個性的なようで、割合と平凡なので、とっつきやすいんですよ。川口雅代さんの自然な口調、声のトーンも好きでしたね。「ときメモ」1作目の女の子では、一番好きかもしれない。

しかし、なかなか終わらないんですよ。まあ高校3年間ですから、それなりに時間はかかるんだけど、でも、やってもやっても終わらない。夜10時くらいから始めて、結局明け方までかかってしまった。クリアする頃には、おれは一体何をやっているんだろうと、目をしょぼしょぼさせながら思うのであったが…。

まー、これをみて、いいなあ…と見入ってしまうわけです。
初めて「ときメモ」をやったのは、15年ほど前。妹から熱烈にすすめられて。妹にはまだ子供は産まれておらず、それどころか離婚もしていなかったな…。そう思うと遠い過去の話しだ。え〜恋愛シミュレーション〜?と、完全にバカにして、いやいやながらもやり始めると、所々で挟まれてくる、女子とのやりとりに一々胸が躍り、つれなくされると凹んでしまい、思った以上にのめりこむのであった。で、ドラマシリーズ(虹野さんを主役にした「虹色の青春」は特に素晴らしい。ゲームで泣いたのは、今のところこれだけ)の方もやって、対戦ぱずる玉もやって(これはクリア出来ず)、その頃には「2」が出て、これにもまたはまってしまう。あの頃は「ときメモ」のことばかり考えていた。30過ぎたおっさんが。

振り返ってみると、初代プレステと過ごした時間は、思ったよりも長く、そして厚い。最初に買ったのは「バイオハザード」で、へろへろになるまでやったなあ。ラストまで行ったときの高揚感とか、思い出すだけで幸せになる。アドベンチャーゲームが好きなので、「トゥームレイダー」もはまったな。ノーヒントでクリアする快感がたまらんかったなあ。「MYST」とかね。懐かしいなあ。

持っているソフトを確認してみると、「リターン・トゥ・ゾーク」とか「ヘリックス フェアエフェクト」とか、終わらせていないゲームもあるんだった。これを機に、クリアを目指してみるか?

とりあえず、プレステ20年おめでとう。まだまだ遊ぶつもりでいるので、壊れないでいてくれ。「鈴木爆発」とかやりたいんだよ。