眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

ゴジラ新作は2016年公開

いよいよ東宝版が始動。
スタッフ、出演者はまだ未定のようだが、監督は山崎貴なのではないか…と想像している人間は多かろう。何せ、「ヤマト」「永遠のゼロ」「ドラえもん」そして「寄生獣」と、VFXと興行成績にかけては、向かうところ敵なし。加えてこれらは東宝系での公開作品だし、何よりも「続・三丁目の夕日」では冒頭にゴジラを出しているし。東宝からの信頼はかなり厚いだろう。

樋口真嗣という声もあるだろうけれど、「進撃の巨人」が来年夏公開なのに、それはどう考えても無理。あるいは思わぬところからの登板…例えば、田口清隆辺りに声がかかったりすると愉しみなことになるのだが、ハリウッド版が、ギャレス・エドワーズを選んだようなことを、東宝は決してしないだろう。リスクを負うことは論外だろうから。
特撮に関しては、着ぐるみがどうなるか、というところ。すべてCGでやる、という可能性もないではない。そうなるとミニチュア特撮はもう考えられないのか。ミニチュアの中にCGのゴジラを置く、という撮り方もあるだろうが…。まあ、がっかりするにしろ、喜ぶにしろ、いずれにしても、日本で新しいゴジラが作られるのはうれしい。愉しみにしている。
ハリウッド版が世界でヒットしたことを受け、ある程度のヒットが望めそうだという算盤勘定の結果、ゴーサインを出したと思われる。来年夏から秋にかけて撮影の予定…。本当に夏に撮入するのなら、前段階の作業は約半年。半年あると考えるか、半年しかないと考えるか。現段階で既に作業が始まっている、あるいは進んでいる、というのならいいのだが…。もしも、まだこれからだというのなら、相変わらずの突貫工事となる…。いや、本編の撮影が夏から秋で、特撮は、2016年いっぱいかけて作業して、公開が2016年の年末(2017年の正月映画)なら、そうでもないか。だが、それは理想に過ぎると、自分でも判っている。現実には、夏から秋に撮影して(特撮も同じ)、年内に完成させ、2015年末(2016年の正月映画)公開とか、そんな可能性の方が…。いやいや、まだ何も判らないのだ。余計なことは考えまい。だが、誰の発言かは知らないが、「ハリウッド版に負けないものを作る時が来た」的なことが記事に上がっているのをみて、ああ未だに勝つとか負けるとかで、映画の製作や興行を考えているのだな、と思うと、正直がっかりするのも事実。そんな会社の作る物がどういうものになるのか…。ま、盛り上げるために大袈裟に言ってるだけかもしれないけれど。しかし、この夏の、ハリウッド版に対する東宝のとった宣伝方法を思い出してもらいたい。ゴジラが、自社の抱えている国際的なスターである、という認識や愛情を感じられただろうか?ただ単に金儲けの道具としか思っていないのではないか?個人的には、そんな不信感がある。これからの実際の製作、宣伝の状況如何によって、それはよりはっきりとしてくるであろう。
その一方で気になるのは、角川大映ガメラだ。その後、状況はどうなっているのだろうか。2015年はガメラの50周年なのだが…。今、話が出てこないのなら、少なくとも来年は無理だろうな。2016年が東宝版、2018年のハリウッド版、やるのなら、そのあいだの2017年しかない!