眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

今夏公開予定「ラブ&ピース」にミニチュア特撮!


監督は園子温だが、重要なのはそこではなく、予告編の音楽に伊福部昭の「サロメ」(だと思ったが…)が使われている!ことでもなく、「特技監督・田口清隆」というところ。ミドリガメが映画の一片を形作るピースらしく、亀ということは、ガメラがイメージされないはずはなく、そう思えば一瞬みえる巨大な足も、ガメラのようだ。まあ正統派な怪獣映画ではなかろうが、田口監督の手になるミニチュア特撮となると、その部分に関しては、やはり期待したくなる。
ミニチュア特撮怪獣映画は、今や日本にしかない特殊なものなんだから、その特異性をもっとアピールすればいいのに。歌舞伎とか文楽とかと一緒。他の国の人間には出来ないこと。やらないこと。それが世界に対抗出来る、日本独自のエンターテインメントの一つの形だと思うんだが…。ま、世界は相手にしてくれないかもしれないが。けれども、台湾の布袋劇みたいに、継続した人気を得ることは出来ないことはないのではないか、とも思うのだが、如何か。