眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

本日は、13日の金曜日です。

ホラー映画が地上波テレビで平気で流れていた頃は、やらないでどうするくらいの勢いで放送されていたような気がしないでもない、「13日の金曜日」シリーズ。記念すべき第1作のオリジナル予告。

今見直しても怖いかどうか?というと、小学生くらいは騙せるかもねえ、くらいの映画なのだが、やっぱりこれが一番面白いですな。あとは、2、3、4作目が、ホラー映画としてみられるギリギリでしょうか。好みもあるが。5作目も割と好きなのだが、時間がなかったのか特殊メイクがあんまり冴えない感じなのが惜しい。以前書いた1作目の感想にもあるが、6、7、8、9作あたりは、ジェイソンのキャラクターが確立してお馴染みになってしまい、セルフパロディ化して、のんびりとみる感じになってしまった。おおー出た出た、みたいな。「呪怨」の伽椰子だって、最初はあんなに不気味だったのに、しまいには、「毎回、2階から降りて来てくれてごくろうさん!」てな感じになったし、しょうがないんだけども。

そんななかでの「ジェイソンX 13日の金曜日」は、第10作。

既に、公開年よりも先の時代に行っていることは、この前から言われていたが(あの事件から○年後…と何度もやっていたら、現在をとっくに追い抜いていた)、とうとう完全なる未来へと話をすっ飛ばした意欲作。不死身の怪人と宇宙ステーションで対決!というシチュエーション、マトリックスばりのアンドロイドのアクションなど、見どころ多し。シリーズにさほどこだわりがなければ、はっきりいって、グダグダのシリーズ中、一、二を争う面白さだと思う。

新作が作られるという話もあったはずだが、どうなっているのだろう?