眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

燃えよ空想 シェイクスピアゲーム2 第2夜 感想

第1話「クラリネットをこわしちゃった、のつづき」

なんとかして壊した責任を回避しようとするけんちゃん。ラド、ママ、おじいちゃんと話しあう。ラドによる、裸の王さま作戦などの案も出るが結論は出ない。そこへパパが帰ってきてしまった。窮地に陥ったけんちゃんは…。
パパ(パイロット)をムロツヨシ、けんちゃん(ぼく)を長谷川忍、留学生パキャマ・ラドをマギー、ママ(元キャビンアテンダント)を肘井美佳、おじいちゃんを又吉直樹

どんな結末になるのかと思いきや、さわやかなクライマックス。だが、本当に問題は解決したのだろうか?どうにも表面を取りつくろっただけのような、薄っぺらい家族がそこにあるように思えて…。当たり前だが。マギーが、留学生のラドをノリノリでやっているのがおかしかった。


第2話「帰りたい人々」

現代にタイムスリップしてきた4人の人々。彼らは早く自分の時代へ帰りたいと主張。しかしタイムマシンは、一人乗りで一回きりしか使えない。過去に帰れるのは誰か?

タイムマシンを作った科学者マチコ(19)をムロツヨシ、バッハの理容師ロマールを長谷川忍、織田信長の布団敷き係おふトン子を肘井美佳、「猿」「マムシ」「独眼竜」といった名将ののあだ名をつけたという糸井有吉をマギー、聖徳太子の付き人・じろうを又吉直樹

聖徳太子は実は6人までしか話しを聞き取れない、残りの4人は俺が聞いてたというじろうが、4人の質問を聞いて答えようとするところが無理すぎて可笑しかった。

そして、肘井美佳がきらきら輝いたな…。「またそれですか?」「本能寺が変って、みんながいうんですけど、何が変なんですか?」と怒り気味に言うところ、うまく乗せてきたなー。

一年後のエピローグで、トン子がその後「スポーツ選手のための布団開発」をしている、というのに笑ったが、「織田さんの末裔の方がスケートをやってらしたりして」と来た時には、ゲームマスタームロツヨシが本当に驚いているように見えるけど、みていたこちらもそんな感じ。そこに繋げたか!と。じろうのその後もびっくり。「お笑い芸人やろうと思ってコンビを組んだんですけど」「コンビ名は?」「シソンヌっていう…」メタフィクションみたいになっちゃったよ。長谷川忍も、思わず苦笑…という感じになっているのも可笑しい。

第2夜も面白かった。NHKは地道に、コント番組を放送し続けているが、「シェイクスピアゲーム」もそのひとつといえようか。レギュラー化を願うところです。それが無理なら、第3弾があることに期待したい。

ちなみに本田翼が出演した第1夜の感想はこちらに。

関係のない話題になるが、先日の「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」では、マモー・ミモーが25年ぶりに復活していた。懐かしかったな。そしてウッチャンもちはるも変わっていないのが嬉しい。その前の週には、BSプレミアムで「ファントム・オブ・パラダイス」が放送されていた。偶然なのか、狙ったのか…。いずれにせよ、放送のタイミングに笑ってしまった(マモミモの元ネタは劇場版「ルパン三世」のマモーだが、さらにその元ネタは「ファン・パラ」のスワン)。