「ウルトラマン」 第3話「科特隊出撃せよ」
KBS京都にて、毎週金曜・午前1時より放送中。
脚本・山田正弘、監督・飯島敏弘。
タイトルは勇ましく、科特隊も確かに出撃するけれども、実質的にはホシノくんの活躍編。
フジ隊員と変な音のする井戸の調査に出向くのだが、お姉さんの仕事にくっついてきた少々調子にのりやすい男の子、という風情。ほのぼの感がいいですね。ホシノくんは、年少視聴者が気持ちをのせやすいキャラクターとして作られていると思うのだが、自分が子供の頃はあまり好きではなかった。でも今みると、大人とほぼ対等のことをやってのけることも、大人の組織の中に何故か自由に出入り出来る少年という無理のある役割も含め、夢があるなあ、と思いますね。
ネロンガが透明になるのだが、姿が浮かび上がる、消えていく、という合成がやはり見事。とはいえ、破壊のスペクタクルよりも、フジ隊員と警備員が井戸を覗きこんだのを、井戸の底から見上げたカットとか(マットペインティングで処理)、ホシノくんが最初に遭遇するネロンガの目との合成とか、ちょっとしたカットに味があって印象に残りますね。あと、ネロンガの足跡。透明なので、地面にずぼっと穴があくのだが、ここも面白い表現。特技監督は的場徹。
今にして思うのは、桜井浩子さんって結構な美人だったんですねえ。桜井さんは勿論、ずっと美人だったんだけど、こちらがそれに気付いていなかった…と。
第2話「侵略者を撃て」の感想はこちら。
別冊映画秘宝ウルトラマン研究読本 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2013/12/02
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (6件) を見る