眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

「滑走の計画」〜CINEMAだいすき 8㎜フィルムフェスティバル

これは懐かしい。1987年放送。

番組ゲストとして招かれていた石井聰互や小松沢陽一は、「面白い」とは言いながらも、「ただそれだけ」みたいなことも言っていたようにも思う。確かな記憶ではないので、あまり非難するようなことも書けないが、今見返してみても、そりゃないんじゃないの、という気はする。

ひとコマづつ撮る手間の大変さは言うまでもないが、これはカメラも動き回っている。それでいて、突然誰かが画面から切れてしまう、消えてしまう、みたいなこともない。アナログでここまでやっていることの気力と体力、そしてセンス。多分にPV的でもあり、他の作品よりもはるかに洒落ていた。が、ゲスト(審査員だったろうか?)は、そこが気に食わなかったのではないか、とは容易に想像出来る。きっちり破綻なく作り過ぎているところも、物足りなかったのかもしれない。それに、テーマ主義的なところがあったんじゃないかな、とも思うな。言いたいことがある映画の方が、評価が高かったのではないか、と。いや、もう当時のことなど、判らないけれどね。

このあと、番組から何本か選出して(その中には、後に「ウルトラマンサーガ」を監督する、おかひできもいた)、夕張ファンタのオフシアターで上映された。その一本に選ばれていたから評価はされていたのだろうが…(視聴者投票だったような気もするが、その辺の記憶もはっきりせず)。

番組オープニング。他の作品は、ほとんど覚えていないな。