眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

9月14日(火)

昨晩はBS2で「マギンティ夫人は死んだ」。製作年度が、クレジットによれば2008年となっていたが、日本ではこれが初放送なのだろうか。例によって複雑に絡み合う人間関係とその果てに起きた殺人事件の謎を名探偵ポワロが解く。掃除婦が殺され、ある青年が犯人としてすぐに逮捕されるものの、どうしても彼が犯人とは思えないという旧友の頼みでポワロが事件を再捜査する。主に会話によってドラマが展開していくので、これは集中していないと大変であるなあと思う。でも面白い。デヴィッド・スーシェはやっぱり良いなあ。

あいざわ遥リネンとガーゼ(1)」を読む。主人公の川乃は、人には色々言われ放題、自分からはなかなか一言を言いだしづらい、そんなやっかいというかトロい女子なので、そういう娘さんがお好みの方たちには不満はないでしょうけど、個人的にはイライラしてかないません。話の中ではその行動はあとで良いように転がっていくので、とりあえず読んでてほっとするんですけれども、基本的にとろいキャラは好きになれない。幼い姪っ子にはちゃんと母親(川乃の姉)がいて一緒に住んでいるのに、川乃が色々と面倒をみることになるというところ、これは普通、忙しい中での母と娘の物語になるはずなのに、姪と叔母の関係の物語になっていて、視点が少しずれているのが面白い設定ですよね。そのうち2巻も読みたい。併録されている「フツウの彼女」も面白かった。