眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

11月7日(日)

来年2月に東映から『日本暗殺秘録』がDVD化されるというので一部では話題になっているが、あまりそっち方面には詳しくないので、ありがたさがいまいち判らず残念。しかし同時に出る『狂った野獣』はオールタイムベストに入る一本なのでとても嬉しい。渡瀬恒彦の本気のカーアクションに呆然となること必至の傑作。もちろん、80分に満たない中に詰め込まれた娯楽映画としての楽しさ素晴らしさは言わずもがな。ついで、3月には『0課の女・赤い手錠』もDVD化されるようで、これまためでたい。ただ、東映のDVD、高いんだよなあ。もう少し安くなりませんかね。

『赤い手錠』というと、『スケバン刑事』の劇場版が公開されたころ、フジの『月曜ドラマランド』で坂上忍主演の作品があった。確か『女だらけ』とかなんとかいうタイトルだったと思うのだが(森永奈緒美が出ていたのは覚えている)、ぼんやりとしていたように見えた坂上忍がクライマックスで、実は俺は特命捜査官(みたいなもの)で、「赤い手錠(ワッパ)だ!」と叫ぶのに仰天した覚えがある。当然東映の制作したドラマで、プロデューサーの中曽根千治は『スケバン刑事』のプロデューサーであり、当時のインタビューでも『赤い手錠』には相当な思い入れがある、と語っていた。とはいえ、そのころテレビ観てた子供らは勿論のこと、いい年こいたおっさんでも、赤いワッパなんて言われても「は?」としか返事出来ないよね。

西崎義展プロデューサー死去の報。75歳。船からの転落というが…。皮肉というか運命というか。観光中だったのか、仕事中だったのか。また、西崎さんと船、というと以前の事件を思い出すがそれとの関連はあるんだろうか?と不謹慎なことを考えてしまう。しかしなぜこの時期に!色々思うところはあるだろうが、実写版の『ヤマト』がもうじき公開されるというのに…。ご冥福をお祈りいたします。