眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

12月14日(火)

藤子・F・不二雄大全集の『パーマン』の1巻を読んでいると、みつ夫がこんなことをいう場面がある。「大きな力を持つことは、大きな責任も持つことになる」何処かで聞いたことがある、と思ったが、これは映画の『スパイダーマン』の中に出て来た台詞に似ている。ピーター・パーカーが、自分の人生について覚悟するドラマティックな台詞だ。スパイダーマンは1963年頃にスタートしているらしく、パーマンは1967年の作品。原作に同じ台詞があるのかは未確認だけど、藤子・F自身の考えであろうと、スパイダーマンからの引用だろうと、この台詞を選ぶということは、ヒーローの宿命、というものをこの当時にちゃんと見抜いていた、ということの証明だろう…というのは、大げさだろうか。