眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

12月16日(木)

昨晩の『相棒』。平成22年12月というこの時期、景気回復もままならず、就職難、派遣切り、という現実をリアルにとらえ過ぎて、救いようのない結末を迎えさせる今回の話は、このドラマが始まって以来と言ってもいいほどに、最悪、と呼べる話だったのではないか。あまりにも過酷。やるせない気持ちに心が冷え切ってしまう、それほどまでに悲惨な物語で、とても他人事には思えない切実さゆえ、気分が凹んだ。負のスパイラルに巻き込まれて浮き上がることのできない、ある男の人生。彼を追いつめる物事の一つ一つは、すべてが悪意のあるものというわけでもない。が、それぞれの考えること、出来ること、が少しづつずれてしまうことで、取り返しのつかない結果を招いてしまう。何よりも気分を暗くさせるのは、結局、事件にすらなっていない、という結末だ。刑事ドラマとしての娯楽性すらも放棄して、視聴者の心にナイフをぶっ刺すようなこの厳しい内容。忘年会だクリスマスだお正月だと、特にテレビの向こうは色々と賑やかな中で、ひっそりと一人の男の死をゴールデンタイムで描き切る。娯楽の枠を完全にはみ出した内容に、今回は完璧に降参。脚本は櫻井武晴、監督は橋本一。ゲスト主役を演じる山本浩司(ひろし、と読むんですね。ずっと、こうじ、だと思っていた)は、鈴木卓爾以上に地味な俳優だが、それがここでは異常なくらいにはまりまくってしまい、見る者に、必要以上の絶望感を与えてしまったのではないか、とも思ったよ。

その一方で、今日はサンテレビで『ザ・グリード』。大好きな映画。怪獣映画ファンは必見…などと言うまでもない逸品。皆何度も見てるだろ。これは公開時に(ニュー)OS劇場で見た。クライマックスでは、あまりの大音響に椅子の手すりにびりびりと振動が伝わる大迫力で、大笑いしたことを思い出します。それはそうと、ジャイモン・フンスーが出ていたんですな。全く覚えてなかった。ていうか、丸飲みされるのはジェイソン・フレミングだったのか!若いなあ。

臼田あさ美は、キングコングの西野と破局(古い話だが)、加藤夏希は現在オリラジ藤森と交際、栗山千明は玉鉄と破局報道…。サブカル・オタク系アイドルはどうしてこうもチャラチャラした男たちと付き合ってしまうのだろう。まあ勿論、不細工と付き合う必要はないし、カッコいい人の方が良いだろうけども、傍で見ていると、あーあ、と思ってしまうよな。ここで気になるのは、中川翔子は誰と付き合ってるんだろう?ということか。ついでに小明はどうなんだろう。ダメな恋愛してる感じがするよなー。凄く失礼だけど!ていうか、見事に全員好きなんですよ、私は。