眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

2月17日(木)

相棒』は、医療刑務所内で起きた殺人事件を描いていた。被害者遺族は最愛の人を殺された苦しみや悲しみを心に抱えて生きている。声にならぬ声がまるでもがり笛のように、刑務所内を吹きぬける…。ほとんど音楽がならないのも、窓の外から聞こえる風の音を強調し、荒涼とした人々の心を描きだすかのようである。犯行の動機は、かなり無理があると思うのだが、普段あまり表に出て来ない、被害者遺族という存在を題材にし、ドラマの核として展開させるところは、さすが『相棒』と言う感じ。ゲストは火野正平つみきみほ。殺されるやくざに赤星昇一郎。まず火野正平ありきで、彼と対比される人間として、赤星昇一郎がキャスティングされてるんだろうなあ、と思いましたよ。あの頭で。


今日のお気に入り映画音楽はこれ。

作曲は森岡賢一郎。当時も散々ショスタコーヴィチ交響曲第5番のパクリだと揶揄されたのだが、しかしそうだとしても燃えるものは仕方がないではないか!リアベの勇士たちの戦いが目に浮かぶ。『宇宙からのメッセージ』はそりゃ『スター・ウォーズ』に比べればちゃちな映画だろうが、全然嫌いになれないし、バカにする気にもならない( ちょっと笑うけど)。東映ヒーローものの劇場版、という見方をすればあれ以上面白い映画なんてそうそう作れないだろうとすら思う。大好きな映画だし、大好きな音楽だ。