眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

2月18日(金)

FOXのリクエストライブラリーがなかなかよい。4月22日に「ジョアンナ」「魚が出てきた日」「マイラ むかし、マイラは男だった」「地獄と高潮」「島の女」、5月20日に「怒りの山河」「男の出発〈たびだち〉」「シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛」「スカイ・ライダーズ」「世界が燃えつきる日」「悪を呼ぶ少年」がそれぞれ発売。これで3990円でなくもっと低価格でなら、諸手を挙げて大歓迎だったんだけどなー。それにしても懐かしいタイトルが並びましたな。『魚が出てきた日』も読売テレビの『CINEMA大好き』で見たっきりだから何年前になろうか。『怒りの山河』や『世界が燃えつきる日』なども昔は良くテレビでやっていたけど、当然最近はめっきり見かけませんな。ここらくらいまでDVDになるんだったら、私がもう一度見たいと切望している『ブルージーンズ・ジャーニー』もなんとかお願い出来ませんかね。いやFOXかどうかは知らんけれど。どっかのメーカーよ。『男の出発』と同じディック・リチャーズ監督の隠れた佳品。


板羽皆3センチメンタル』(講談社)1巻を読む。バカ兄貴たちが、バカゆえの温かさでもって、末っ子のスズを見守っている。その優しさがじわじわと読む者の眼ガシラを熱くさせる。といっても基本、バカですから。笑いもそつなく、キャラを立たせ、シビアな現実もにじませ、と非常に達者な人だな、この作者と思わせる。最後の話でいきなり時間があいているのがちょっと勿体ない気がするが、続きが気になるな。気になるというと、この作者の『サムライカアサン』だな。そのうち読むとしよう。嗚呼、愉しみな漫画が多すぎるな!日本に生まれて良かったのは、そこだな、やっぱり。


今日のお気に入り映画音楽はこれ。

磯川警部と金田一のやりとりが目に浮かびますな。金田一の呼びかけに、聞こえないふりをする磯川警部。若山富三郎、最高の演技の一つ。もしも『冴えない男映画祭』みたいなものがあったときには、是非とも『悪魔の手毬唄』も上映したい。クライマックスでの磯川警部の心情は、もてない男(私)にとって悲鳴を上げたくなるほど胸が痛いものでしたよ、ええ。


イップ・マン 序章』大阪での公開も決定。4月、シネマート心斎橋で。