眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

2月23日(水)

録画していた、BS-TBS銀輪の風〜世界の、シクロ・リポート 自転車漫画夜話宮尾岳”ד石渡治”ד渡辺航”』を見る。『アオバ自転車店』『オッズGP』『弱虫ペダル』の作者そろい踏み。3人の愛車自慢や、描いていく上で気にかけていることなど、興味は尽きず。特に宮尾岳が、自転車を実際にどう描いているのかを見せてくれるところなどは、なるほどというか、とにかく、うめえなあ、というしかない。30分だけというのが実に惜しい。1時間でも充分やれるだけの内容になるだろうな、と思った。しかし、石渡治は競輪のことを何もしらないで描きはじめたのか、大変な作業だろうなあ。で、今日、漫画アクションを立ち読みして、『オッズGP』をちらりと見たんだけども、全然絵が変わってないんだね。私は『スーパーライダー』とか『火の玉ボーイ』とかをリアルタイムで読んでいたんだけど、あの頃にもう完成していたんだなあ。


相棒』。杉下右京を告発する文書が届き、特別監査が行われる。証券会社社長(だっけ)が殺された事件に、杉下がどのようにかかわっているのかを、米沢や伊丹刑事、角田課長、神戸警部補らから、聴取する監察官に、私の心の女優の一人、堀内敬子ッ!!殺人事件をそれぞれの視点から見せて行くのが面白く、当然、時系列的には前後したりして、なかなかトリッキーな構成で愉しませてくれる。本当の監察対象が誰だったのかが判るラストも、ちょっとしたどんでん返し。やはりこういう展開は戸田山雅司の独擅場。山西惇と堀内敬子が並ぶと、部屋の簡素さと合わせて、どうにも『サラリーマンNEO』にしか見えなくなるというのが可笑しい。堀内敬子と言えば、25日(金)にNHK教育『劇場への招待』で『W〜ダブル』という舞台が放送される。これもチェックしなければ。


押し入れ整理で見つけた、あだち充の『みゆき』を読み返している。まるで意識していなかったけれど、こうして再読してみると、私の、理想の女の子像には確実に『みゆき』の二人が存在していたんだな、と。てっきり藤子・F・不二雄の描く女の子がそうだと思ってたけど、それだけじゃなかったんだ、と。そうだったのか!という衝撃。そうそう、『みゆき』、好きだったんだよ。完全に忘れてた。あだち充は同時期に『タッチ』を描いていて、今もあっちが大きく取り上げられがちだが、断然『みゆき』派でしたよ。浅倉南にほとんど心動かされなかったが、みゆきは鹿島も若松も両方とも好きだった。あと『陽あたり良好!』のかすみちゃんも好きだったな…。懐かしい。ともあれ、感動の最終回が読みたい!と思ったが、しかし手元には当時の単行本で5巻までしかないのだった。愛蔵版、ブックオフで安売りしてないかなあ。探しに行くかな。