眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

宇宙刑事アニーの思い出

懐かしい、ただひたすら懐かしい。まさにノスタルジー…。

宇宙刑事アニー!『宇宙刑事シャイダー』とは本当は『宇宙刑事アニー』というドラマであった(記憶の捏造)。アニー=パンチラでもあった。そして『アニーにおまかせ』という彼女のテーマ曲の作詞は、澤井信一郎であった。

森永奈緒美さんは、円谷浩がアクションが出来ない分、自分が代わりにならねば、という気負いもあったんだろうけど、とてもよく動いていました(そのせいでか主役二人は大変仲が悪かったとも言われる)。今見返してみても、よくぞここまで、と思うほど激しいアクションをやっていて驚かされる。

改めて思うのは、太股の素晴らしさだろう。気合の入った太股、あの皮膚の下には筋肉がつまっている。ゾクゾクしますな。特撮ヒロインに蹴られたいと妄想する輩の気持ちなぞ、まるで理解出来なかったが、このアニーの蹴りになら打ちのめされてみたい、とふと思ってしまった。いまどきの女子のスマートな脚の美しさとは違い、叩き上げて作り上げた、みなぎる力強さ。生命力。肉と骨の存在をそこに感じる。それは即ちエロスの塊ということであろうか。エロスの極限から放たれる蹴りは、それを受けた者に絶対的なタナトスを与えるのであろう。究極のエロスから究極のタナトスへ。その高低差に震えが来る。そこにプラス、パンチラですよ。死に向かう者に贈られる最高の手向けではないか…。なんという儚く甘い夢だろう。

因みに『宇宙刑事シャイダー』で記憶に残っているのは、塚田聖美がゲスト出演した、最終回間際なのに物凄く能天気な『直撃!じゃじゃ馬娘』ですな。