眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

4月1日(日)の日記


別冊映画秘宝 衝撃の世界映画事件史』(洋泉社)を買う。表紙、巻頭インタビューがロジャー・コーマン!映画そのものではなく映画業界の事件についての記事満載な内容。が、スキャンダラスに事件や事故を面白がるだけではなく、その先に「このままでは映画界はダメになる!」という強い思いがあってのこの内容なのだと思われる。本当、映画の世界はこれからどうなっていくのだろう。製作、制作だけの問題じゃなく。VPF問題もあるしね。タナベキネマ、ユウラク座は先日閉館しましたし。観客の嗜好の変化もあるし…。あと、シネコンで育った観客は、映画館というのはシネコンのこと、として生きて行くということ。映画館の個性や雰囲気といった味わいを知らず、我々の気持ちをじじいの懐古趣味、としか取らなくなるだろう、ということ。なんという寒い時代になろうとしているのだろう。こんなに恐ろしく悲しいことはない。