眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

4月10日(火)の日記

青野武さんが亡くなった。

芸歴の長い方なので、皆それぞれ印象的なものは違うのかもしれないが、個人的には青野さんといえば『宇宙戦艦ヤマト』の真田志郎だ。

古代守の親友であったために、進に対しても実の弟のように接する真田志郎は、古代だけでなくヤマト乗組員にとっても兄貴分であった。そしてそれはテレビを見ている子どもたちにとってもそうだったのだ。アニメのキャラクターを、真田さん、と、さんづけで呼ぶなんて、考えてみればおかしい話だが、それに何も違和感を持たなかったし今も持っていない。そう感じさせる説得力を、青野さんの声が担っていたのだ、と改めて思う。

最近のアニメでは『銀魂』の平賀源外が良い味だった。映画の吹替えもたくさんあったが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクはビデオ版だけなのか。だったら青野版の『BTTF』は見ていないんだな。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの『バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド』に乗るたびに青野さんの声で聞いてたからてっきり映画も見てると思ったけど勘違いか。あと好きだったのは『霊幻道士』のラム・チェンイン。あれははまってたなあ。

青野さん、お疲れ様でした。安らかに。