眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

4月13日(金)の日記


忍びの国』(和田竜/新潮社)

面白かった。軽い、とも言えるがそれよりも、軽快な話し運び、と言いたい。歴史の史実をもとに、かなりダイナミックな描写で読ませるが、ここまでやると歴史小説とか時代小説とかのレベルを越えてしまう。超人対超人の世界。リアルな描写でもないし、表現的にはこれはアニメ的なものじゃないかと思った。実写とか生身の人間に思いを馳せる、と言った感じではなく、全てをアニメーションとして想像して書いたのではないか、と勝手に推察。『天保異聞 妖奇士』のスタッフでアニメ化してほしい(←ちょっと古いか)。