眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

6月4日(月)の日記

『相棒』のseason10を今頃ちまちまと見ている。そもそもこのドラマを見るようになったのは、俳優の演技に見応えがある(劇団系の人や脇役一筋のベテランなど)とあるサイトで誉められていたからで、初めて見たのがseason3だからもうずいぶん前のことになる。それから今まで確かに俳優さんたちは、知っている人も知らない人も毎回味わい深い演技で愉しませてくれているが、その中に久しぶりに見かける俳優さんもいたりする。久しぶりに見かける、といっても、俳優業はずっと続けておられ、たまたまこちらが目にする機会がなかっただけな話なので、あまり偉そうなことは言えないのだが…。第5話『消えた女』で、行方不明になった森口彩乃の上司役で、橘ゆかりが出演していて、本当に久しぶりにお姿拝見という感じ。凄く懐かしくて驚いてしまった。しかしいい感じに熟女っぽくなられていてなかなかどうして。大変嬉しい。『猫のように』の眼球舐めのエロティックさを思い出します。そして第7話『すみれ色の研究』では、自殺した研究所員役で笹峰愛が出演。『BSマンガ夜話』も最近やってないから見ることがなかったけれどこんなところで会えるとは。しかも実は自殺ではなく事件に直接関係していて殺害されたことが判るのだが、犯人とのやりとりにおいての悪女ぶりというか、そんなどす黒い部分を持つ役柄で、出番は少ないものの、ほおこんな役を、とちょっと居住まいを正してしまった。井土紀州の新作が『彼女について知ることのすべて』だが、ここでは笹峰愛はいわゆるファムファタルな役回りだ。突然その役が回ってきたのではなくて、自らの演劇ユニットなどで培ったものを糧に、徐々に徐々に、そういう役を引きつけて行く魅力を備えて行ったのだなあ、と納得するのであった。


大阪は第七藝術劇場で7月7日から。観にいけるかなー。最近怠慢でなかなか映画館に足を運べない…。

追記:DVD及びブルーレイは8月8日発売。