11月30日(金)の日記
樋口真嗣、関山和昭、桜井景一の3人でテーマは『特撮映画』とズバリなもの。見ないわけにはいかない。樋口監督はともかく、あとのお二人はなかなかテレビに限らず、お見かけすることはほとんどないので今回の放送は非常に貴重である。もっとテーマをしぼって話してほしかった気もするが、それでも楽しい。『のぼうの城』と『巨神兵東京に現る』のおかげでこういう企画が成立するものなんだ。だったらもっと特撮は表に出て行かなければならない。ミニチュア特撮には限界があり、リアルとは違う地平にあるものだ。が、だからミニチュアはダメなんだという論理は見方が一面的に過ぎるのではないかと思う。リアルでなければならないものはそれはそれとして、そうでない、「特撮」としか言いようのない表現ででしか作れないもの、世界があって、それは特撮マニアやオタクが思っている以上に多様なもののような気がする。
桜井さんの自主製作映像。この立体感とスケール感。
「特撮」ぽい映像があるのかないのか、こちらは韓国で12月公開の新作『THE TOWER』だが、どうみても『タワーリング・インフェルノ』と韓国映画ということで『リベラ・メ』を思い出してしまう。ミニチュアの出番はあるのだろうか?