「木造迷宮」第4巻 1月30日(水)の日記

　 『木造迷宮(４)』(アサミ・マート/徳間書店)を読む。

サエコさんが主役の『特別な一日』が良かった。ほろりとします。しかしながら４巻の目玉は、犬の散歩で学校近くに来ると、とんできたボールをよけて池に落ちて、着物が乾く間、代わりにセーラー服を着て何故か授業まで受けてしまうヤイさん、というセーラー服萌えなお話。気合が入っているのは２話に渡っていることからもありあり。キャラを愛でるだけのマンガが苦手で、この作品もその範疇にあるとは思うのだが、学校生活へのあこがれ、放課後の寂し気な空気、夕焼け、といった場面に抒情があり、ノスタルジー趣味あふれていい感じ。引いた画も雰囲気を高めて結構。しかしもう作家と女中という関係じゃないよね。いい加減ちゃんとつきあってほしいというか結婚してほしい。

木造迷宮 4 (リュウコミックス)