眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

『ウォーキング・デッド』をつらつらとみる

いまシーズン2の6話目を観終わったところ。シーズン1は6話しかなくて、物凄い怒涛の展開であっという間だったのだが、シーズン2に入るや途端にじっくりと腰を据えたドラマへと変貌。この段階ではまだハーシェルの農場に留まったまま。ソフィアが見つからないままでは先に進めない状態。あまりにもさまざまな人間関係とそれぞれの事情を抱え過ぎて、ウォーカーとの遭遇や襲撃がもはや二の次のような感じになってしまうくらいにドラマとしてのボリュームは厚い。

シーズン2では神の存在がよりクロースアップされており、ソフィアを探す中で教会をみつけて、イエス像を前にキャロルやリックが祈る場面があったり、ハーシェルとリックの神と奇跡のサインについての話もある。神と子の関係がそのまま父と子の関係にもスライドする形になっているのも興味深く、このままいくと壮大な家族の物語にでもなりそうな感じがするがどうなのか。フランク・ダラボンという点では『ミスト』や『ザ・フライ2』などもあるので、その延長上、実はこれはもしかすると彼自身の生涯のテーマなのかもしれないですね。でもこのあと確か降板するんだよね。彼がいなくなったあとの舵取りはどういう方向へ進むのか、それも愉しみ。