眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

『パシフィック・リム』IMAX3Dをみる

ユナイテッドシネマ岸和田にて。

IMAXは初めてみるのでどんな感じだろうとわくわく。実際のスクリーンをみるとそれほど巨大でもないので、なーんだとがっかりしたのだが、本編始まると、やっぱり違うわと。これまでにも色々3D映画をみて来たけれども、一番よかった。『パシフィック・リム』は元々平面版しかなかったのを急遽3D変換したものなので、立体効果はそれほど高い作品ではないと思われるのだが、それでもこんなに通常の立体感とは違うものなのか。なんというか画面への没入度が違いますね。本当に、そこに空間が開けているよう感じ。よりリアルに、巨大に見えるってすごい。今回もやっぱり香港での戦いに猛烈に燃えたわけだが、と同時に、なんだかもう泣けて来た。よくぞここまでやってくれた、という感激というか。ロボットと怪獣がぶつかりあうさまをみて喜べる人間だけの映画史上まれにみる興奮。

これだけ甚大な被害が出ているのに、デルトロは、人が死ぬ直接的な描写をさけている。そこには年少観客にむけた気遣いがあるのではないのかと思われ、マニア道を突っ走りつつも、冷静に次の世代を巻き込むための配慮がなされているのがうれしい。