眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

雑誌のスクラップについて

先日来、本や漫画を処分している。つまらなかったものを処分するのは簡単である。面白かったものは残すので、これも何も問題とならない。困るのは、まだ読んでいない本である。読みたいと思って買ったものだが、今となっては気持ちが冷めてしまって、読むことがなさそうに思えるものども。さてどうしたものか。今も思案中である。

雑誌も処分中。テレビブロスオリコンウィークリー、スクリーンなどが消えた。売る所で売れば、多少はお金になるのかもしれないが、面倒なので、ゴミの日にさようなら。後悔があるかというと、これはほとんどない。持っていても、手に取ることなどなかったのだから、元々無いも同然だったのである。棚が空いたな、程度のものである。

しかしながら、映画秘宝を捨てるのは少し迷った。面白い記事が色々あり、取っておきたいと思うものもある。そこで気に入っているページだけを残すことにしたのだが…。10年以上分あるので、大半を破り捨ててても、それなりの分量が残ってしまう。その山をみていると、いやいやまだこんなことではと、そこからさらに選び、さらに選び抜くうちに、段々疲れてしまい、嫌になって途中で放り出したままになる…ということを繰り返している。そして、全部捨ててしまえば楽になれるじゃないか、と至極当たり前の結論が目の前で輝きだすのだが、そういうときに、つい、何気なく手にしたページを読んでしまうものである。

例えば、ささきいさおのインタビューなどである。後のホリプロサンミュージックの社長たちと、彼らがまだミュージシャンの時代に知り合ったとか、島田歌穂のお父さん(ピアニストだった)の指導により、ロカビリーからアニメ歌手へと声を変化させていったとか、えーそんなことが、と思う話しが満載である(記憶だけで書いているので間違っているかもしれない。でも山のどこかに埋もれて探す気になれない…)。こんなのを読んでいると、やっぱり捨てるには偲びなさ過ぎると思ってしまう。きりがない。しかし、世にある断捨離だの、ときめきだの、なんにもないだのには納得していなので、すっぱり捨てることを考慮しつつも、なんとかうまい落とし所はないかと考えている。

因みに、グラビアをクリアファイルに納めてみた。

これはいいな、と思うのだが、他のものも同じようにすると今度は、クリアファイルの束だらけになって、また部屋の一角を陣取られる…と思うと嫌気がさすものなのだ。どうしたものか。と、思案するのもまた、悦びなのかもしれないけれど。