眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

(河井青葉 in ) 玉川区役所 OF THE DEAD 第4話「大奥玉ゾンビフェス(前篇)」

監督は熊坂出。
大奥玉で、死なない御遺体が徘徊しているという通報が寄せられたというので、晋助と凛が様子を見に行く。のんびりとした土地で、人の気配はあまりなく、若者も少ない。公民館でご老人に話しを聞いても、ゾンビの噂は知らないと言われる。自治会長(徳井優)も、知らないという。しかし、帰りに立ち寄ったコンビニから外をみると、いつの間にか、十人ほどのゾンビが車を取り囲んでいるではないか!

いかにも怪しげな徳井優。蕎麦を食べる二人を、離れたところからじっとみている様子の不気味さ。笑わすか、気味悪がせるか、ほぼどっちかしか演じていない気がする徳井優。でも、気がするだけで、シリアスな役もやっているんですけれども。「私は猫ストーカー」の古書店のダメ主人とか、シリアスに加えて、珍しくちょっとかっこ良かったりもするんですけどね。それにしても、ドラマ、映画の脇には欠かせない俳優さんになりましたなあ。どうやら次回の予告を見る限りでは、ゾンビを死者とは受け入れられず、家族として暮らすために、色々と画策しているようで…。「サバイバル・オブ・ザ・デッド」に近いのか。あるいは「ウォーキング・デッド」のハーシェルのようなものなのか。ただ、「玉川区役所〜」には、晋助という、ゾンビを怪物として扱わない青年を主人公としているので、それらとはまた違うドラマを見せてくれるのではないか、とも思うのだが、さて。

面白かったのは、徳井優にもてなされた、蕎麦のくだり。晋助は口にするなり勢いよく吐き出していたが(林遣都、いいはき方!)、凛は、うまいですよと黙々と食べる。コンビニに寄るのは、晋助が腹を下してしまうからなのだが、そこに至るまで凛は平気そう。晋助だけが毒を盛られたのか?と思われたが、彼女も続けてトイレに駆け込む…。なんという雑な味覚。大雑把なのは、考えと行動だけでなく、味覚もだったか…。

ゾンビがときたま発生するものの、ごくごく日常的な世界のダメ青年の話し…だけではすまなくなってきているような、そんなもうひとつの物語が、序盤から小出しに描かれているが、そちらはどう展開していくのだろう。幸田(金子ノブアキ)は、ここ数件が、噛まれてからゾンビ化するまでの時間が短いことや、人とゾンビを行ったり来たりする症状などから、何かが起きていると思いだしているようだが…。そして特別保険総合センターの町田の反応も、毎度怪しい。何か知っているのではないか…。

その町田祥子を演じているのは、河井青葉さんですが、4話目にしてやっと、芝居っぽい芝居になってきましたよ。これまでは本当に、ちょろっと出てる、程度で。いや今回も、ちょろっとでしたが、ましな出番というか…。画質は悪いが(テレビ画面からの直撮)、今回から、青葉さんのお姿を貼っていきたいなと。

いいなあ。