眠りながら歩きたい ver.3

映画、ドラマ、小説、漫画などの感想や、心に移りゆくよしなしごとについて書きます。

玉川区役所 OF THE DEAD 第11話 「さらば、凛!」

とうとう、尚宏が発症。ところが、早朝のことで特別福祉課にまだ誰も人がいかなったにしても、保健センターの車が早々に到着。尚宏を連れて行こうとするので、制止すると、局員は、町田管理官の指示です、と言う。晋助と幸田は、センターは何をたくらんでいるのかと、大森課長を問い詰めるが、課長は、町田管理官はそんなことはしない!と取りあわない。そこに、通称・ボルトと呼ばれていた、走るゾンビが現れたという電話があり、晋助と大川は現場に向かうのだが…。
ゾンビ化すると、聴力が異常発達するので、ちょっとした物音にも敏感に反応するようになる。赤羽家の食卓から、二階にいる尚宏にむけて、みわ(田畑智子)が静かに話しかけると、二階の布団のなかで、尚宏がそれを聞きとる場面が良かった。翌朝にゾンビ化してしまうのが、また切なかった。「ドクターモローの島」のラストを思い出したよ。また、怪しげなセンターの動きの一方で、幸田たちは、ウィルスワクチンの製造方法に気付き、それに着手。これによって、人々は救われるのか。…というのも、現場復帰した凛が、油断したところをボルトに襲われ、噛みつかれてしまったから。で、怒りにとらわれた晋助はボルトをめったうちにして殺してしまう…という、今までやってきたことが全くの無になってしまいそうな行動を取る。ゾンビを殺すまいとして復帰する凛と、怒りで殺してしまう晋助。立場が逆転してしまって、次回、最終回ですかな?
チルダと課長の関係って、なんなんでしょうな。今回はマチルダの運転するオープンカーでふたりで職場に現れる。見つかるとまずい、とシートに深く座る課長。そういう関係?ってどういう?今回の青葉さんの出番はそこだけ。さびしい。
と思っていたら、NHK総合で「怪奇大作戦ミステリー・ファイル」をみていますと、第2話に青葉さん登場。遠目では判らなくても、声を聞いて、あれ、これはもしや、と。やはりここでも冷ややかであった。因みにこの第2話は、中野貴雄らしい脚本で面白かった。女ばかりの、軍隊のような研究チーム(制服と制帽!)。男を全滅させようとする、強い女。その女の正体における、同化したいほどの熱情。おどろおどろしさとキッチュさが絶妙なバランス。緒方明監督も、照れず逃げず、真正面から撮っていて、よかった。